サハリン残留韓国人居住アパートの建設が実現したのは、民主党の鳩山幹事長の成果です。
◆民主党訪韓議員団報告 2001/5/8
附録:韓国訪問における会談等概要
(1)安山市サハリン残留韓国人居住アパート視察と集会出席(5月2日 9:00〜11:00)
訪韓議員団は、日本軍の応召を受け戦後もサハリンに残留せざるを得なかった韓国人の永住帰国のために
日本政府の援助を得て建てられたアパートを視察した。かつてアパートの開所式には鳩山代表・仙谷議員が
出席しており、議員団は住民から歓迎を受けた。一行はアパートを戸別訪問し、住民の要望等を聴取した後、
住民による集会に出席した。鳩山代表らの努力によりアパート建設が実現したことに対して、住民代表から
鳩山代表に感謝状が贈られた。鳩山代表はスピーチの中で、過去の歴史を直視してこそ平和で友好的な日韓
関係の未来が開けることを強調し、住民の大きな拍手を受けた。
http://www.eda-jp.com/dpj/2001/k-report.html ◆衆議院議員 民主党幹事長 鳩山由紀夫メールマガジン 2006年第18号(通算第245号)2006/5/4
韓国を訪れ、女性で初めて国務総理となった韓明淑(ハン・ミンシュク)首相を表敬して来ました。
実は、彼女とは初対面ではありませんでした。彼女は在サハリン韓国人問題に関心を持っておられ、私がこの
問題を日本側から協力していることを知り、昨年私の東京事務所を訪ねて来られていたのです。私の祖父一郎が
日ソ共同宣言を結んで今年が50年の節目になりますが、その際に日本人は祖国の土を踏むことができましたが、
徴用されてサハリンに送られていた韓国人たちは帰国することができなかったのです。それで私は祖父が果たせ
なかった問題として、このテーマに取り組んでいたのです。お蔭さまで、今年、サハリンの韓国人の二世、三世で
日本の大学で留学したい人にはささやかながら予算がつくようになりました。そのことをお話しすると、韓明淑首相
は大層喜んでくださいました。
私の方からは韓首相に対して、現在、竹島問題などで日韓関係が大変に深刻化していることは極めて残念で、
その原因は小泉首相の靖国参拝などの歴史に対する間違った対応にあり、したがって、民主党としては小沢新
代表の下で政権交代を果たし、新しいアジア重視の外交を作り上げていくのでご期待願いたい旨、申し上げました。
ttp://blog.mag2.com/m/log/0000074979/107236640.html?page=1 ◆鳩山由紀夫ホームページ
本会議での「小泉内閣総理大臣の所信表明に対する代表質問 2004年10月13日(水)
もう一つの拉致問題でありますシベリア抑留者問題についてお尋ねをします。
私の祖父、一郎は、この問題の解決に力を注ぎましたが、未払い賃金問題などの問題はいまだに解決を見て
おりません。関係者の方々も、もう既に御高齢になっておられます。政府・与党は、民主党の戦後強制抑留者特別
給付金支給法案の成立に協力すべきであります。また同時に、サハリン残留韓国・朝鮮人問題についても、もっと
しっかりとした対策を講ずるべきであります。総理から、ぜひ明確な方針を伺いたい。
ttp://www.hatoyama.gr.jp/cont03/polcy/041013.html ◆(2000.02.23 民団新聞より抜粋)
会場には「サハリン残留韓国・朝鮮人問題議員懇談会」事務局長を務めた五十嵐広三・元官房長官、日本政府が
韓国にアパート・療養院を建設しようとして32億円を拠出した当時の村山富市元首相、議員懇の一員で民主党代表の
鳩山由起夫氏ら70人が顔をそろえた。また駐日韓国大使館からは兪炳宇政務公使が出席した。
五十嵐元官房長官は「当面の課題がここまで成し遂げられたことには感謝したい」としながら、「まだ沢山の問題が
残されている」とも述べた。例えば、永住帰国者がサハリンに家族を残しているため発生した新たな離散家族問題。
さらに帰国後は、生活上の不安も抱えている。韓国政府からは現在、月額45万ウォンの生活支援金が支給されているが、
十分とはいえないという。
32年間の長きに渡って帰還裁判・補償裁判に関わるとともに、サハリンからの延べ1000人に上る1時帰国者の世話に
あたってきた高木健一弁護士は「韓国に家族がいてもこれまで受け入れてもらえなかった永住希望帰国者が、今回
受け入れられ、住宅が整うことでほぼ全員、祖国での永住の願いを実現する。一歩、一歩階段を上り、ようやく9段目に
たどり着いた心境だ。残る10段目も1、2年内には完成させたい」と決意を新たにしていた。
ttp://kamomiya.ddo.jp//Souko/C01/Igarasi/Karafuto.htm 鳩山由紀夫ホームページ
第38期 一橋フォーラム21 統一テーマ 「韓国と日本」 <その3>
2 日韓聞係の過去
さて、ちょっと前置きが長くなって恐縮ですが、今までの日韓関係の具体的な問題に入りたいと思っております。
私がこれから申し上げたい4点ほどの問題に関して、特にこのうちの3点は出来るかぎり早急に、21世紀に入る
までに解決を見なければならない問題だと思いますし、解決しようというそれぞれの政府間の努力があれば、
可能なものではないかと申し上げたいのでございます。
2・1 サハリン残留韓国朝鮮人問題
その第1点が「サハリン残留韓国朝鮮人問題」でございます。実はこの問題が私が政治家として韓国の方々と
接触をするきっかけでございました数年前のことになりますが、五十嵐広三先生、原文兵衛先生から話があって
「サハリン残留韓国朝鮮人問題にいまかかわっているのだけれども、手伝ってくれないか」というお誘いがありました。
実はそのときに思い出したのが、私の祖父、鳩山一郎が、シベリア抑留者の問題に関して、1956年に日ソ国交
回復のときにモスクワに赴いて解決したわけでございますが、問題の性質は異なるものの、戦争に関連して、
日本人以外の方々、あるいはサハリンに住まわれるようになって国籍を失った方々に対しての解決をすることが
出来ていなかったのでございます。この問題はある意味で祖父が解決し得なかった問題だというふうに考えた
ときに、お誘いを受けて、この問題に足を踏み入れることにいたしました。
私自身大したことを行ったわけではありませんが、原会長の下でこの議員懇談会の一員として活動し、日赤を
通じて、一時帰国者の問題とかあるいは永住帰国者に対して韓国でお住まいになって頂けるような建物を建設
する費用を捻出するというようなこと等を勉強してまいったわけでございます。
しかしまたご案内の通り、原会長も五十嵐事務局長ももう既に議員を辞めておられて、この議員懇も沙汰やみに
なってしまっていたわけでございます。永住帰国者がどのような生活をしているかという実態を拝見すると、大変
厳しい生活をされて、韓国政府側から毎月若干の年金的な支払いがあるようでございますが、かなり乏しい。
その方々に対する日本政府からの何らかの支援というものを永続的に出来ないかどうかというような問題とか、
あるいはサハリンにまだ住んでおられる方々で、もう帰国を諦めた方々に対して、向こうでの例えば養老院の
建設とか、あるいは医療施設といったものを建設することを手伝えないかというようなことをいま考えていきたいと
思っておりまして、民主党を中心に、原会長のときの議員懇と同趣旨の議員懇談会を新たにつくる準備をしております。
仙谷由人議員を筆頭に、いまその準備を整えていきたいと考えているところでございます。
http://www.hatoyama.gr.jp/cont03/speech/ot01_3.html