【記事】 中国、年間5000人の理工系学生を国費で海外へ 記事入力 : 2007/03/12 09:01:10
中国は今年から毎年、国家戦略産業分野の大学研究人材5000人を国費留学生として選び、
海外で博士号を取得する費用を全額支給することを決めた。今後5年間で2万5000人を海外に
派遣し博士として養成するという破格のプロジェクトは、エネルギー・生命工学・新素材など未来の
中核となる分野で一流の人材を確保し、早期に先進国に追いつこうという戦略とみられる。
中国の国費留学生支援業務を総括する国家留学基金管理委員会(CSC)の張秀琴・秘書長は9日、
シンガポールで開かれたアジア太平洋国際教育協会(APAIE)の年次総会で「従来の国費海外留学生
とは別に、今年から5年間、毎年5000人の科学分野研究人材を選抜し、海外に派遣することを計画している。
選抜対象は主に修士以上の研究人材で、海外で博士課程を履修することになる」と語った。CSCは中国教育省
の傘下機関で、委員長は教育省次官が務めており、張秘書長は実務責任者に当たる。
張秘書長は本紙とのインタビューに対し「選抜分野はエネルギー・資源・環境など国家発展に決定的な
影響を及ぼす分野と、生命・宇宙・海洋・ナノ・新素材などの戦略的分野だ。留学生の選抜に関しては、
申請者が提出した研究プロジェクトを専門家が審査し、国が必要とする領域の研究者が優先される」と述べた。
また「国費留学生を多数養成する目的は人材育成と国際交流・協力のため」とし、「中国は急速に発展している
一方で高級人材は不足している。
修士5000人を海外に派遣するのは、中長期的に国の将来のカギを握る科学分野で若い人材を養成するためだ」と
説明している。
張秘書長は、中国の国費留学生が帰国を渋るという風潮が一時あったことについて「最近は変わった。このところ
中国の生活水準も上がり、帰国しない留学生はほとんどいなくなった。帰国すればいい仕事とと明るい未来が待って
いるというのに、外国にとどまる理由があるだろうか」と答えた。
今回の留学事業の予算について張秘書長は公表していないが、中国教育界のある関係者は「5年間に計100億元
(約1625億円)の予算が投入されるだろう」と話している。
これまでに科学部門の派遣留学生と合わせ、中国政府は政府機関など公共部門の海外留学生も大幅に増やした。
中国は1978年から2005年までに政府省庁公務員・公的企業・金融機関の中堅幹部や大学研究員などを対象に2000‐3000人の
国費留学生を選抜してきたが、昨年からはこの数を7000人へと大幅に増やした。これらの留学生は
▲修士研究生
▲博士研究生
▲高級研究学者
など5つに分類され、短くても3カ月、最長で48カ月、海外に派遣され特定の課題について研究することになる。
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
http://www.chosunonline.com/article/20070312000014 これで中国は軍事拡大する費用がまたできたわけだ。
中国が国費で外に出すのに、なんで日本が金出すの?
それともキックバック?