川崎で「現代韓国マンガ展」 グッズと共にキャラクタールームも
ギャグあり、純愛ものあり……。今も続々とニューウエーブが誕生している韓国マンガ界の現状を
紹介する「韓国現代マンガ展」が、川崎市中原区等々力の川崎市市民ミュージアムで開かれている。
約100年の歴史を持つという韓国マンガだが、本格的な娯楽マンガが描かれ始めたのは、
1945年以降のこと。
展示では、80年代に発表され、当時、下降気味だったマンガ人気を一気に押し上げたという
イ・ヒョンセの野球マンガ「恐怖の外人球団」から始まり、高句麗に題材をとったキム・ジンの
「風の国」、96年から連載が続くハン・スンウォンの「PRINCESS」など、30作家の
作品が並べられている。
「もし、今も王室が存続していたら……」という設定で物語が進むパク・ソヒの「宮」は、
「らぶきょん〜Love in 景福宮(キョンボックン)」の邦題で、日本でもおなじみ。
見通すと、日本からの強い影響を受けつつも、韓国マンガが少しずつ独自の道を
歩き始めている様子がうかがえる。
もう一つの楽しみは併設のキャラクタールームだろう。韓国で大人気の赤ちゃん恐竜
「ドゥリー」などのキャラクターが、関連グッズと、壁面いっぱいに陳列されている。
市民ミュージアムを運営する川崎市と、国際コミックブックフェアなどで知られる
韓国・富川(プチョン)市などの共催。6月3日まで、月曜休館。無料。
ソース 朝日新聞
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200705240256.html