■NCソフトが利用者チャットを盗聴 ハンナラ議員が主張
MAY 16, 2007 07:52
http://japan.donga.com/srv/service.php3?bicode=020000&biid=2007051651438 韓国最大手のオンラインゲーム運営会社「NCソフト」が、ユーザーたちのチャット内容を同意なしに
通信傍受したという見方が出ており、議論が広がっている。
国会・科学技術情報通信委員会所属の朴成範(パク・ソンボム)ハンナラ党議員は15日、「NCソフトが
05年に、オンラインゲーム『リネージュ』でオートプログラム(ユーザーがゲームを直接しなくてもサイバー
マネーを稼ぐ違法な自動実行プログラム)を使用したとの理由から、カン氏、ユ氏らの帳簿を永久に
差し押さえた」と述べた。
カン、ユ氏らはこれに反発し、帳簿差し押さえの解除を請求する訴訟を起こしており、NCソフトは
裁判の過程で、彼らが行なったチャットの内容を盛り込んだ参考資料(A4・8ページ)を裁判所に
提出した。
提出したチャット内容の中には、裁判が行なわれている時期に、当事者らが交わしたプライベートな
会話も含まれているものとされる。この裁判では、今年1月にNCソフトが勝訴したが、現在控訴審が
進行中だ。
朴議員は「法務部に問い合わせしたところ、NCソフトが行なったチャット内容への通信傍受は、現行の
通信秘密保護法違反にあたる」とし「リネージュゲームのユーザーはおよそ100万人にのぼり、ユーザー
らが行うチャットの内容が無防備に露出すれば、深刻なプライバシー侵害につながり得る」と主張した。
これに対してNCソフト側は「チャット内容の保存は利用約款に明記されており、ユーザーの同意を
得たものであるので、違法な通信傍受ではない」と釈明した。