北九州空港と上海市の間には、中国南方航空が週3便を就航していて、
3月末から、毎日運航に増便されるはずだったのですが、これが前日になって、
突然キャンセルとなり、その背景には、きのうからの中国の温家宝首相の来日があるのかもしれません。
このように語るのは、北九州市の上海事務所の浮田真吾所長です。
中国南方航空は、週3便北九州空港と上海郊外にある浦東空港とを結ぶ便を運航していますが、
先月末から毎日運航に増便するはずだったのに、前日になって中国当局の
許可が降りないことを理由に、増便は撤回されたのです。
去年11月には、北九州空港と羽田を毎日結ぶスターフライヤーと、
中国南方航空が提携し、北九州で乗り換える事実上の格安上海-羽田便、
いわゆるクイックライナーが実現したばかり。
これが毎日就航することに期待を寄せていた関係者は、ショックを隠し切れませんでした。
一方、きのうの日中首脳会談は、上海-羽田間の直行チャーター便就航で合意しました。
このチャーター便は上海市の中心部にある虹橋空港と羽田を直接結び、
日本航空と全日空、それに中国の2社の合わせて1日4便の運航が想定されています。
この直行チャーター便の航空運賃は、ビジネスだけでなく、観光客の需要も見込める
ドル箱路線なだけに、格安のスターフライヤーと中国南方航空が実現した
クイックライナーより相当割高になると見られます。
中国南方航空は、利用客層が違うために住み分けは可能と見ていて、
今後も引き続き、中国当局に毎日の就航を申請していく方針です。
ソース:RKBニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/rkb/20070412/20070412-00000008-rkb-loc_all.html