【中央日報】日本の民主党を見ると「こんな力無い野党があるのか」と思う[04/10]

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<Worldエッセイ>無気力な日本の野党

8日、日本の東京都知事選挙で当選した石原慎太郎氏(74)を見ると
「あれほど運が良い政治家がいるか」と思う。人口1200万人の日本の首都の
首長席を3期にわたって連任したのは歴代3人しかいないからだ。
「実力があれば運も付いてくるのだろう」などといくら考えてみても彼がこれまで
見せてきた言葉や行動から考えれば納得がいかない。
石原都知事は、最近、東京都の経費で四男(40)を海外に出張させた事実が
明らかになった。韓国ならとんでもない騒動になる。それでも「芸術性において、
余人を以って代え難いなら、誰だって使うのだ」と言い返した。
また東京地方裁判所は石原知事が出費した経費の一部が「知事活動に必要ではなかった」
とし、返還を言い付けた。選挙過程で石原氏の出勤が1週間に平均3日ほどに
すぎないという事実も明らかになった。石原知事自ら
選挙初盤「ボディーブロー(各種スキャンダルによるイメージの損傷)はかなりの打撃だ」
と認めるほどだった。しかし、彼は51%の圧倒的得票率で当選した。
どうしてだろうか。
逆説的に聞こえるが石原知事当選の一等功臣はおそらく第1野党である民主党
ではないかと思う。民主党は今度の選挙過程で、終始、力が無かった。最後まで
候補を出すことができず、どん詰まりになって無所属で出馬した浅野史郎
元宮城県知事(59)を形式的に「推薦」しただけだ。石原知事が自民党の公認
ではなく推薦ではあったが、それは浮動層票を取るための戦略的アプローチだった
だけであって、候補が見つからず、推薦に止まった民主党とは根本的に違う。
菅直人代表代行や鳩山由紀夫幹事長など名うての
民主党員は候補選定の過程で「天が2つに割れても私は出ない」と頭を横に振った。
「無鉄砲に出馬して負ければ決まりが悪い」と考えたのだ。
都知事選挙に出るためには議員職を辞めなければならないが、そんな勇気も
なかったのだ。一方、大衆的人気が高い党外関係者からは「民主党の看板で出る
つもりはない」と続けざまにひじ鉄をくらった。保守右翼に傾く執権自民党を
まともに牽制するどころか「与党か野党か分からない」不明瞭な言行ばかりの
民主党の限界による。石原知事が悪材に追われたチャンスを自らはじき返した
日本の民主党を見ると「こんな力無い野党があるのか」と思う。果断性と自己犠牲の
精神が足りなければ、与えられた機会もまともに自分のものすることもできないようだ。
金玄基(キム・ヒョンギ)東京特派員

2007.04.10 09:01:29
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=86360&servcode=200§code=200