【日韓】 日帝は朝鮮のキーセンと天然資源ばかり見ていた〜日本の雑誌「モダン日本・朝鮮版」(1939年)翻訳出版[04/09]

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1蚯蚓φ ★

モダン日本朝鮮版
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(前略)
軍国主義の日帝が太平洋戦争に向かって走る二年前に発行された〈モダン日本・朝鮮版〉が〈日本雑
誌モダン日本と朝鮮1939〉というタイトルで翻訳出版された。

日本の文芸春秋社が創刊したこの雑誌は1930年10月から1942年12月まで通巻13冊12号が発行されたが、
社長は馬海松(マ・ヘソン)で最近親日座談が明らかになった事がある朝鮮人だ。この雑誌には植民
地になる時代に当時の日本人が朝鮮のどんな姿を、どんな視線で見ていたのかをありありと教えてく
れる。

雑誌に反映された当時の日本人の朝鮮観を要約すればキーセン、天然資源、退廃の三種類だ。表紙か
らそうだ。当時の映画「国境」で人気が高かった女優キム・ソヨンのスカートの間から足袋が現われ
て、ななめに横になっている。(中略)

本文にもあちこちにキーセンの話がある。「朝鮮キーセンは李王家博物館の白清色陶磁器みたいだ」
はヤマカワ・ヒデミネの雑文、馬海松他八人の日本人が出て平壌キーセンと朝鮮女優がどうだったと
言う「新しい朝鮮に関する座談会」が掲載された。また、朝鮮を紹介する朝鮮読本と並んでキーセン
を独立項目として置き、続けて春香伝、沈清伝を置いて主人公がキーセンであるような錯覚を呼ぶ。
(中略)
‘造船工業の躍進’でノザキ・リューシチは朝鮮は△労動力が低廉だ△税金が安い△鉄、金など地下
資源と電力が豊かだ△工場法がなく‘工業的な製造でも’完備していると言う。一言で朝鮮はキーセ
ンと天然資源の宝庫という話だ。この雑誌が30万部売れて、さらに部数を追加したという。

日帝のあがきは内鮮一体の強調と志願兵再度に対する詳しい説明で現われる。

御手洗辰雄が使った‘内鮮一体論’の一部。「内鮮一体は東亜の環境が命ずる自然の制約だ。科学文
明が発達して大国家群時代になった今日、将来少数民族の割拠的存在は徐々に不可能になった。内鮮
二つの民族はもはや分立しては生存することができない。ただ内鮮二つの民族だけではなく東亜の全
民族は一つの運命共同体として合作協力しなければ生存することができない時代になった。」

朝鮮総督府学務局長、塩原時三郎は「朝鮮人にも兵役の義務を負担するようにしなさいという朝鮮民
族の要望は、日中戦争から明らかになったのではなく、すでに満州の変当時から徐々に高まった」と
言いながら志願兵制度とその現況を詳しく説明する。

もちろん日中戦争初期、南苑戦闘で大隊長として善戦したというキム・ソクウォン中佐を含む陸軍中
佐イ・ウンジュン、飛行士シン・ヨンウクなど雑誌のあちこちに模範事例を載せた。「皇軍がどんな
に苦労しているかを確かに周知させ、皇軍に対する感謝の心を催して後方の国民として心構えを正
す」〈麦と兵隊〉を朝鮮語に翻訳したニシムラ・シンタロウの所感、親日派文人イム・ハクスが前線
に行って書いたルポ文「北支戦線に行って来て」も目立つ。

雑誌を翻訳出版したオ文学士関系者は、この雑誌が国立中央図書館に保管されているが、珍しい図書
に分類されて閲覧することができなくて、日本の関西大図書館の物を利用した、もう一つの朝鮮版で
ある1940年発行分も出版する予定だと言った。

ソース:ハンギョレ新聞(韓国語)‘退落したキーセン志願の報告’日帝は朝鮮を‘物’として見ていた
http://www.hani.co.kr/arti/culture/book/201654.html