【北京=宮沢徹】中国の全人代最終日の16日、最高人民法院(最高裁に相当)と最高人民検察院(最高検に
相当)の活動報告に対する表決で、反対・棄権などの批判票が2割近くに達した。公務員の腐敗や汚職がまん延
するなか、捜査や摘発がまだ不十分との不満が根強い実態を示した。
出席した人民代表(議員)2889人のうち、人民法院の報告には反対が359、棄権などが135で、批判票の比率は
合計17.2%を占めた。2006年は21.9%だった。
検察院の報告には反対が342、棄権などが133で、批判票の比率は合わせて16.4%だった。
一方、予算案に対する表決では12.4%の批判票が集まった。(14:24)
ソース:
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20070316AT2M1601916032007.html