■国際交流・協力を強化、2007年中国外交費は前年比約40%増の予定
2007年3月5日、中国財政部は全国人民代表大会が審査する予算草案を提出した。
これによると、2007年の外交費は230億元(約3450億円)を計上しており、前年に比
べて37.3%増加している。
外交費がこれほど急増した原因は、端的に言うと国際交流と国際協力を推進するため。
具体的には、「中国アフリカ協力フォーラム」の精神にのっとりアフリカなどへのODA支出
が増加したことや、国際組織の会費の増加、在外大使館職員の給与改善などの支出増
などが挙げられる。
2006年の中国の外交支出は168億元(約2520億円)であり、うち82億元(約1230億円)
がODAに充てられ、およそ97%が消化された。ODAは主に国際状況の変化によってその
予算執行が延期される場合がある。2007年のODA予算は108億元(約1620億円)である。
ギニアの参事官・シラ氏は、中国のアフリカ援助の増加について5日に新華社のインタビュー
を受け、「中国とアフリカの関係は深まっている。中国の対アフリカ援助の増額は、アフリカの
インフラ整備を促進し、中国・アフリカの双方の発展に寄与するものだ」とコメントした。
(翻訳・高口康太/編集・佐々木康弘)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070308-00000000-rcdc-cn