大統領選:有権者の55%「ハンナラ党は予備選前に分裂」
世論調査の結果、有権者の過半数が、ハンナラ党の分裂を予想していることが明らか
になった。だが、ハンナラ党が分裂し、李明博(イ・ミョンバク)前ソウル市長と朴槿
恵(パク・クンヘ)前代表がともに大統領選に出馬したとしても、「2人のうちのどち
らかが当選する」と予想した人もまた多い結果となった。この結果について、世論調査
の専門家らは「ハンナラ党の候補に対する有権者の期待が非常に高い一方で、与党側
候補に対する支持が依然として低いためだろう」との見方を示している。
また「ハンナラ党の現在の主な大統領選候補者全員が党内予備選挙に出馬し、ハンナ
ラ党が大統領選で1人の候補を立てることができると思うか」という質問に対しては、
「党が分裂することはない(現在の候補者全員が予備選に出馬し統一候補を選ぶ)」と
いう回答(34.2%)に比べ、「党が分裂する(予備選の前に現在の候補者が袂を分かち
別々に出馬する)」という回答(54.6%)が大幅に多い結果となった。昨年12月27日に
韓国ギャラップが実施した世論調査では、同様の質問に対して「分裂することはない」
(41.4%)と「分裂する」(40.9%)がほぼ同じ結果だった。
今回の調査結果は、ここ最近のハンナラ党における「候補者検証合戦」をめぐる論争
の影響が現れたものと考えられる。同党支持層の間でも、李前市長、朴前代表と孫鶴圭
(ソン・ハッキュ)前京畿道知事のいわゆる「ビッグ3」が「袂を分かつ」という回答
(48.2%)が、「3人とも予備選に出馬」という回答(41.4%)を上回った。だが、ハン
ナラ党の分裂を予想する回答は、ヨルリン・ウリ党支持層(66.4%)と民主労働党支持
層(74.6%)でより高い結果となった。また、年齢別では20代と30代で、地域別では
全羅道とソウルで、学歴別では大卒者で、ハンナラ党の分裂を予想する回答が多い結果
となった。
また、「ハンナラ党の予備選に出馬せず離党し、独自に出馬する候補が出てきた場合、
その候補を支持するか」という質問に対しては、「支持しない」という回答が、2カ月
前の韓国ギャラップの調査では50.3%だったのが、今回は58.9%に増えた。注目に値する
のは、朴前代表と李前市長の支持層で、「離党した場合支持を撤回する」という回答が
それぞれ64.3%、57.3%を占めた一方で、孫前知事の支持層では「離党しても支持する」
という回答が61.3%という結果になった点だ。
だが、李前市長か朴前代表のうち一方が予備選に出馬せず袂を分かち、2人とも大統
領選に出馬したとしても、「2人のうちどちらかが当選する」と予想する回答が60.7%と
いう結果になった。一方、「2人とも当選できない」という予想は28.6%にとどまった。
李前市長と朴前代表の支持層で「2人のうちどちらかが当選する」と予想した回答は、
それぞれ68.7%、66.4%でともに多かったが、孫前知事の支持層では52%と相対的に
少ない結果となった。
(朝鮮日報)
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2007/03/05/20070305000053.html (図表)
http://japanese.chosun.com/site/data/img_dir/2007/03/05/200703050000531insert_1.jpg ▽関連スレッド
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