元工作員2人の逮捕状請求へ
実行犯に指示の疑い
2007年02月21日 13:33 【共同通信】
新潟県警は21日までに、蓮池薫さん(49)夫妻拉致事件で、2人の拉致を
指示したとして、国外移送目的略取などの疑いで、北朝鮮にいるとみられる
元工作員の男2人の逮捕状を近く請求する方針を固めた。
2人は北朝鮮の工作機関「朝鮮労働党対外情報調査部」(当時)の指導員で、
蓮池さんと妻祐木子さん(50)の拉致実行犯の工作員チェ・スンチョル容疑者
=通称、国際手配中=に犯行を指示した疑い。2人は70歳前後とみられ、県警は
蓮池さんの話などを基に似顔絵を作成。
一連の日本人拉致事件をめぐり実行犯への指示役を立件する方針を固めたのは初めて。
県警の調べなどでは、2人は「キム・ナムジン」と「ハン・クムニョン」と呼ばれる
指導員。対外情報調査部ではチェ容疑者の直属の上司に当たるという。
警察当局は、2人が曽我ひとみさん(47)母娘や地村保志さん(51)夫妻の
拉致などほかの事件でも同様に指示を出す役割を果たした可能性があるとみて
調べている。
47NEWS
http://www.47news.jp/CN/200702/CN2007022101000343.html