【タイ】 元フランス代表、ジダン氏がタイ北部でチャリティーマッチ [02/20]

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73<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん
第二に、ブッシュ政権は北朝鮮の行動を変化させ、北朝鮮国民の状況を改善させる最善の
方法は、北朝鮮が一歩一歩開放に向かうように、圧力と機会を組み合わせるとこと考えて
いる。北朝鮮政権は、包囲された状況と、(いわれのない)優越感の組み合わされた異様
な自己イメージに基づいて、圧政を行なっている。これを終わらせて別の世界へと眼を開
かせるために、残る5ヶ国が平和と繁栄のへ正常な関係を提示している。胡主席の示唆に従
ってブッシュ大統領は北朝鮮の開放化への障害を取り除くように外部環境を整えた。北朝鮮
の開放を阻む根拠になるものを除去したわけだ。

第三に、アメリカ政府は歴史の流れと、経済の流れからして、時の流れはアメリカに有利で
あって、北朝鮮に不利と考えている。アメリカは30年前にベトナム戦争に敗れたが、その経
済のダイナミズムの魅力や、世界経済の中心を占める諸機関、民間セクターの活力、またそ
のアジアに占めるカウンターウエイトとしての役割から、平和を獲得している。世界経済の
トレンドや、情報の流れ、あるいはテクノロジーなどがアメリカの新しい「戦略的な深み」
なのであり、それが北朝鮮に対して確信を持って孤立化から脱する道を示す事が出来る。
皮肉なことに胡主席や小泉首相の見たように、北朝鮮の改革の立場からは、アメリカをその
保証提供者であり資源と見るのである。(韓国もそうあるべきだが)

勿論、6者会合合意は出発点にすぎず、北朝鮮は2005年9月合意を履行し、全ての核爆弾と核
計画を廃棄しなくてはならない。北朝鮮はその孤立から開放に向かうそのステップに当たって
開放化に伴うリスクに鑑みて停止しがちであろう。しかしながら北朝鮮が好戦的な手法を選ぶ
としても、アメリカが残る4ヶ国と共同歩調を取ることで、そうした危険は検疫可能なのであ
る。5ヶ国は北朝鮮を思い留まらせる事が出来る。核物質を売ることをやめさせることにも最
適である。

ブッシュ大統領は6者会合合意を核不拡散の為のものとのみ捕らえているわけではない。これ
は朝鮮半島の平和と和解への道を開き、将来の東アジアの安全保障を形作るものである。それ
はアメリカ外交が孤立と力の脅威の中にある危険な国に対して用いることの出来る道具箱のよ
うな機能の確認である。今後の合意履行のステップで、ブッシュ政権にとっての挑戦は、北朝
鮮の開放化という戦略ビジョンを見失い、戦術的な最小主義とかトレードオフとかの中にプロ
セスが陥ることであろう。