【タイ】 元フランス代表、ジダン氏がタイ北部でチャリティーマッチ [02/20]

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72<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん
ttp://online.wsj.com/article/SB117246049342519050.html?mod=opinion_main_commentaries
COMMENTARY February 26, 2007; Page A18
Long Division By ROBERT B. ZOELLICK

WSJ(米国版、寄稿):長きに渡る分離 Byロバート・ゼーリック(前国務副長官)

昨年春、中国の胡主席がホワイトハウスを訪問したとき、ブッシュ大統領は昼食会での
会話に、北朝鮮問題を取り上げた。大統領は金正日がケ小平の改革開放政策を考慮する
だろうか、と尋ねた。胡主席は、わからないと答えたが、金正日は変化を望むと思うと
付け加えた。胡主席はさらに、ケ小平が1970年代後半に開放政策を始めたときには、外
部環境が中国に対して脅威ではなかった、と付け加えた。金正日はポジティブなシグナ
ルを受ければ、変化に進みやすくなるだろう。ブッシュ大統領は「我々が、平和条約を
彼に提案したとすれば、どうなるのだろう?」と答えた。

それから暫くして、日本の小泉首相が最後のホワイトハウス訪問に訪れた。ブッシュ大
統領が北朝鮮問題についての中国の影響について触れると、小泉首相は北朝鮮の行なう
計算にとってアメリカのシグナルは巨大であり、歴史の示すところでは北朝鮮は中国を
含めて隣国に対して懐疑的であり、北朝鮮にとってはアメリカは最も重要な将来を保証
できる存在であると示唆した。

これらの事件が、最近の北朝鮮との6者会合合意の背景にあるアメリカの戦略的なパース
ペクティブを示すものである。まず第一に、ブッシュ政権は今回の合意を北朝鮮の核問題
を超えた、朝鮮半島の平和の問題への第一歩、と捉えている。アメリカは今後何十年も先
への、北東アジアの安全保障の方向性をセットしたい。北朝鮮のミサイルと核爆弾が放置
されるなら、韓国と日本は独自に同じ開発に進みかねない。アメリカ政府は6者会合を北
朝鮮の核問題の解決の為だけでなく、参加諸国の安全保障についての密接な関係を構築し
たい。

中国は北朝鮮に対して、衝突的な態度を止めるように説得することで「責任あるステーク
ホルダー」の役割を果たしている。1953年の朝鮮戦争の停戦条約を新たな平和条約で置き
換えることによって、アメリカはこの地域の冷戦状況を終わらせるのみならず、朝鮮半島
の困難な歴史的遺産を克服する道を開くことが出来る。その過去の遺産とは、1894-95の
日清戦争、1904-5の日露戦争、そして第二次世界大戦に至るものである。

6者会合合意の履行において困難なことは、核爆弾や核開発計核の廃棄のみならず、朝鮮半
島における安全保障の信頼性の醸成であり、南北朝鮮と隣国を含めた安全保障の確約や透
明性の確保である。このプロセスは日本の拉致被害者の帰還への道を開き、それは北朝鮮
の改革の為のエネルギーや経済支援に関連し、更に日本と中国の関係改善に寄与する。そ
うした環境の変化は、何時の日か、南北に分断された朝鮮半島の人々の統一を可能にする。