【韓国】農林部、対策なしに「米国産牛肉輸入反対」ばかり…中央日報論説[02/16]

このエントリーをはてなブックマークに追加
1物質混入φ ★
5月、米国が狂牛病問題が解決して米国産牛肉輸入が全面的に許容されれば、
国内産子牛の価格が20%以上暴落し、牛肉価格に混乱が生じるという警告が出された。

国際獣疫事務局(OIE)総会で米国が狂牛病安全等級を受ければ、
これ以上韓国が「骨」を理由に米国産牛肉の輸入を阻むことができないからだ。
したがってあらかじめ韓牛飼育頭数を調節し、子牛飼育費を下げるなど、
対策を急いで立てる必要があると指摘された。
しかし主務部署である農林部はむしろ「骨牛肉」検査を強化して
米国牛肉上陸を阻むという方針であることから問題はもつれそうだ。

これに対して農林部傘下農村経済研究院は、米国牛肉輸入全面禁止は事実上不可能なだけに
韓国産価格の急落などに備えなければならないという報告書を出した。
チョン・ミングク研究委員は15日「韓牛飼育頭数および価格の展望」という報告書で
「来年まで牛肉価格は韓米間の「骨つき牛肉」交渉と5月のOIE総会の結果にかかっている」と
4パターンのシナリオを提示した。

チョン委員は4つのシナリオとも米国産牛肉輸入の全面禁止は避けられないとしている。
韓米交渉によって4月から米国産牛肉の部分的輸入が再開され、
OIE総会で米国が狂牛病安全等級を受けて7月以後、カルビを含む
牛肉輸入が全面許容されるのが最悪の状況だ。
この場合、韓牛子牛肉価格は来年まで23%落ちるものと予想された。
全牛肉輸入量も今年だけで米国産輸入禁止直前の2003年の30万トン水準を一気に回復するものと推定した。
これは昨年の輸入量17万9000トンより70%増えた規模だ。

7月まで「骨」を問題視して韓国が米国産牛肉輸入を阻んでも、7月のOIE総会後、
輸入を全面開放すれば同じような衝撃をもたらすものと予想した。
一方、OIE総会で米国が安全等級を受けることに失敗し、米国産牛肉輸入の全面許容まで行かなければ、
被害はやや緩和されるものとチョン委員は分析している。

狂牛病発生で2003年、米国産牛肉輸入が全面禁止されてから牛肉価格が上がると
消費は減って飼育頭数は増えた。2003年148万の韓牛飼育頭数は昨年202万頭で36.5%増えた。
畜産農家も韓牛を長期間にわたって飼育し、高級肉を生産するより短期収益を狙って子牛を短い
期間に肉を太らせる事例が多くなった。

このため米国産牛肉輸入が再開された場合、産地牛肉価格の暴落と零細畜産農家の破産など、
牛肉価格における混乱が懸念されるとチョン委員は指摘した。
彼は牛肉価格暴落を阻むため
▽子牛長期飼育を誘導して韓牛供給量を調節▽品質向上
▽飼料の自給率を上げて飼育費を下げる対策を急いで立てなければならない――と強調した。
チョン委員はこのような努力で韓牛競争力が回復すれば
2010年からは韓国産牛肉の価格がまた上がるものとみている。

http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=84680&servcode=300§code=300