【在日】朝鮮総聯兵庫県本部、日本当局の不当な強制捜索を糾弾する[02/09]

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1ヘルダイバーφ ★
日本当局の不当な強制捜索を糾弾する 総聯兵庫県、北海道本部委員長の談話(要旨)

 日本警察当局の不当な強制捜索を糾弾し、総聯兵庫県本部と北海道本部がそれぞれ記者会見
を開き委員長の談話を発表した。

 総聯兵庫県本部李文伊委員長 兵庫県生田警察署は、2月6日午前8時、600人の警察官
と捜査員を動員し「税理士法違反」被疑事件を口実に、朝鮮総聯兵庫県本部に対する大々的な
強制捜索を行った。

 周知のように警察当局は、昨年12月5日と今年の1月10日、兵庫県商工会と阪神経理室
を強制捜索し、室長を逮捕する許しがたい暴挙を敢行した。

 現在、兵庫県下の在日同胞と商工人たちがこの様な不当な弾圧に対し怒りをもって抗議行動
を連日行っている最中、三たび兵庫県商工会を強制捜索し、同時に朝鮮総聯兵庫県本部までも
捜索するというまさに前代未聞の暴挙を行った。

 兵庫県警は、商工会を強制捜索した折「壁と柱を除きすべてを押収する」という強圧的な暴
言を吐いたが、今回はさらに非道極まりない態度と手法で捜索した。

 警察当局は、総聯本部ばかりでなく会館内の女性同盟、青年同盟をはじめとする傘下団体の
事務所と学校法人兵庫朝鮮学園の事務所まで踏み入り、なんら関係のない数千点の書類などを
押収した。

 これはまさに、法の名を借りた捜査当局の不当な権力の濫用であり、許しがたい蛮行である。

 われわれは、兵庫県の全在日同胞の名で、こみ上げる民族的怒りをもって捜査当局の行為を
断固糾弾し、強く抗議する。

 今回の強制捜索は、朝鮮に対する制裁と圧力を強化するために準備されたシナリオにそって
計画的に行われた政治的弾圧行為である。

 漆間警察庁長官は「北朝鮮への圧力を担うのが警察」「北朝鮮が困る事件の摘発に全力を挙
げる」と公言している。

 警察当局が今回の強制捜索をふくめ全国で大々的に行っている朝鮮総聯関係機関への強制捜
索には、朝鮮総聯があたかも「犯罪組織」であるかのごときイメージを故意につくり上げ、民
族排他的風潮を煽りながら、朝鮮総聯と在日朝鮮人を政治的に弾圧しようとする卑劣な意図が
ある。それはとくに、今回警察当局が朝鮮総聯や商工会があたかも「不正に得た金を北朝鮮に
送金している」かのごときねつ造情報を故意にマスコミに垂れ流していることからも明らかで
ある。
(>>2以降に続く)
2ヘルダイバーφ ★:2007/02/09(金) 20:06:40 ID:???
(>>1の続き)

 これは、朝鮮総聯と在日同胞に対する許しがたい冒とくであり、人権蹂躙行為である。
 また、これは2月8日から6者会談が再開され、朝鮮半島の関係諸国の間に対話と和解の気
運が高まりつつある流れに逆行する無謀な敵対行為である。

 われわれは、捜査当局が今回の不当な強制捜索に対し謝罪し逮捕者を即刻釈放するとともに
すべての押収物を即時返還することを強く求める。

 われわれは、広範な日本の方々が、在日同胞の生活と基本的人権を擁護し、朝・日友好親善
に尽くしている朝鮮総聯と在日朝鮮人に対し、変わらぬ理解と支持を寄せてくださることを切
に願う。

 総聯北海道本部朴鐘民委員長 北海道警と札幌地検、国税局は、2月5日早朝、200人の
警察官と捜査員を動員し、同胞飲食業者の「所得税法違反」容疑を口実に、朝鮮総聯北海道本
部をはじめ傘下の諸団体事務所に対する大々的な強制捜索を行った。

 「所得税法違反」容疑と朝鮮総聯はまったく無関係である。にもかかわらず、今回、捜査当
局は、弁護士の立会も認めないまま朝鮮総聯本部、同札幌支部、青年同盟、女性同盟などの事
務所に踏み入り、無関係の職員の引き出しやロッカーまでも強制的に開くなどの不当な捜索を
11時間にわたって行い、容疑とは何ら関係のない数百点もの書類などを押収していった。

 これはまさに、法の名を借りた捜査当局の不当な権力の濫用であり、許しがたいファッショ
的暴挙である。

 われわれは、北海道の全在日同胞の名で、こみ上げる民族的怒りをもって捜査当局の蛮行を
断固糾弾し、強く抗議する。

 今回の強制捜索は、朝鮮に対する制裁と圧力を強化するために準備されたシナリオにそって
計画的に行われた政治的弾圧行為である。

 われわれは、捜査当局が今回の不当な強制捜索に対し謝罪するとともに押収物を即時返還す
ることを強く求める。

 われわれは、広範な日本の方々が、在日同胞の生活と基本的人権を擁護し、朝・日友好親善
に尽くしている朝鮮総聯と在日朝鮮人に対し、変わらぬ理解と支持を寄せてくださることを切
に願う。

[朝鮮新報 2007.2.9]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2007/02/0702j0209-00003.htm