【国内/大阪】朝鮮学校は地域の財産 東淀川住民らが「支える会」[02/03]

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■ 朝鮮学校は地域の財産 東淀川住民らが「支える会」

 在日コリアンの子どもたちが母国の言語、文化を学べる北大阪朝鮮初中級学校(大阪市東淀川区)
を支援しようと、地域住民らが一日、「支える会」を設立した。学校教育法上「各種学校」扱いのため
行政から十分な補助金を受けられないなど学校運営が厳しい状況にある朝鮮学校に対し、地元から
理解と交流の輪を広げたいという。

 同校には幼稚班を含め約百五十人が在籍。近年、朝鮮学校の統廃合が進んだため同校には
府北部や北河内にかけて広い範囲から生徒が通学する。遠距離通学に加え、体育館、プールの設備、
給食も整わず、保護者の経済的負担は大きい。

 また、北朝鮮のミサイル発射実験や拉致問題などに伴い、各地の朝鮮学校の子どもらへの
嫌がらせが続発するなどの問題もある。

 「支える会」は同校が今年創立五十周年を迎えるのを機に「子どもが安心して学校に
通えるように」と地域住民や教育関係者ら約四十人が呼び掛けた。

 今後の活動は、学校行事に参加し民族の垣根を超えて交流を深めることを中心に、
児童図書の寄付など施設整備を充実させたり、助成金や制度の拡充を国や府、大阪市に働き掛ける。

 この日は結成総会が同校で開かれ、約百五十人が参加。同校に子ども三人を通わせる
姜鈴世さん(35)は「身近に暮らす日本の人たちが声を上げてくれることがうれしい。
楽しく一歩ずつ交流し、朝鮮学校をもっと知ってほしい」とうれしそう。呼び掛け人の一人で、
神戸女学院大非常勤講師の藤井幸之助さん (45)=同区在住=は「朝鮮語で学ぶ子どもたちが
いることは地域の多様性を示す財産。みんなで見守っていく自覚を持てれば」と話した。

ソース 大阪日日新聞
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/200702/news0203.html#02032