入試に「韓国・朝鮮語」を導入 大阪市立大08年度から
2007年02月01日
大阪市立大は来年春に実施される08年度入試から、外国語科目の一部に「韓国・朝鮮語」を
導入することを決めた。大学入試センター試験では02年度から外国語の選択科目に韓国語
(朝鮮語)が加わったが、各大学の2次試験で導入している国公立大は東京大(93年度から)
などごくわずかにとどまっていた。
市大によると、08年度入試からは医学部医学科を除く全学部全学科で、外国語は英語を
必修としたうえで、一部の問題については英、独、仏、中国、韓国・朝鮮語の5言語の中から
選択できるようにする。
大阪府は全国の約4分の1、14万人を超す在日韓国・朝鮮籍の住民がおり、民族団体が
十数年前から大学側に入試科目での採用を要望してきた。在日本大韓民国民団大阪府地方本部の
鄭炳采(チョン・ビョンチェ)・文教部長は「韓国語を学ぶ子どもにもやりがいができ、
韓国の文化により関心をもってもらうきっかけにもなる」と評価している。
asahi.com関西
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