ノエビア(神戸市中央区)は二十四日、中国・上海に、同社の女性社員を
社長とする合弁会社を二月中に設立すると発表した。化粧品大手では
資生堂などが中国に拠点を置いているが、トップに女性を起用するのは初めてという。
合弁会社は「上海諾依薇雅(ノエビア)商貿有限公司」で、現地の百貨店を通じた
化粧品販売の拡大を分担する。資本金は七千五百万円で、ノエビアが50%、
残りを現地の商社など二社が出資する。従業員は現地採用を中心とする十人。
社長に当たる「総経理」には、ノエビア国際管理部課長代理の上門あゆ子氏(35)が就任。
営業部門が長く、商品知識も豊富なことから、「合弁会社の現地従業員の教育にも適している」
(ノエビア広報・IR部)などとして抜てきされた。
ノエビアは今月十八日、上海の百貨店に化粧品売り場を開設。
現在は一店舗だが、店舗数を増やし、二〇一〇年には上海での年商十億円を目指す。
同社は一九七九年以降、米国やカナダ、台湾、韓国で化粧品を販売。
経済成長に伴い富裕層が増えている中国市場では百貨店での販売拡大を目指す。
ソース(神戸新聞):
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/kz/0000224142.shtml