(釜山日報)慶南南海郡牙山里の住民が来る19日、賞を受ける。'矮性小麦'農業をして来た苦労に
対する受賞だ。この賞は環境団体である草花世の中のための集まり(?)が与える'草花賞'。しかし
草花賞の本当の受賞者は矮性小麦種子だ。
矮性小麦は名前があらわすように背が小さくて風によく耐える私たちの地元の小麦だ。米国出身の育
種学者ボーローグ博士は1970年ノーベル平和賞を受けた。彼が開発した小麦「ソノラ」が1960年代末
のインドとパキスタンを飢餓から救った緑の革命を導いた功績のためだった。この小麦の先祖がまさ
に私たちの矮性小麦だ。
世界ライラック市場の30%を占有している米国産ライラックも実は韓国から渡ったものだ。そのた
め名前も'ミス・キム'ライラックだ。ヨーロッパの人々に一番人気のあるクリスマスツリーは 'Korea
n fir'だ。この木は我が国だけで自生する朝鮮しらべを改良したもので、1905年ヨーロッパに流出し
た私たちの代表的地元植物だ。米国で品種改良の土台になった35個の豆品種の中で6個が韓国産だと言う。
種子一つも富創出の原動力として進化させなければならない理由を思い起してくれる事例だ。このよ
うに苦労して守らなければならないこともあるが、逆に国際化・世界化させなければならない私たち
のものも少なくない。
世界的に権威のある「オクスフォード英語辞典」に収録されて国際語としての地位を確保した私たち
言葉は12単語に過ぎない。ハングル、マッコルリ(どぶろく)、オンドル、テコンドー、キムチ、
両班(ヤンバン)、妓生(キーセン)、時調(韓国の詩)を含め、行政区域単位である「面」、通貨
単位であるウォン、ハングルの俗っぽい表現である諺文(オンムン)、伝統遊びであるコヌがそれだ。
一方日本は900個を超えて載せられている。国力の差を勘案してもおおきな格差だ。津波、豆腐、
過労死、寿司、てんぷら、甚だしくは参禅も登録されており、西洋人はこれを日本文化と認識してい
る(訳注:韓国にも禅宗があり海外から参禅にくる)。
これは自尊心の次元を越えて産業競争力の側面でもすごく不利だ。例えば豆腐をアメリカとヨーロッ
パに輸出する時、日本語のトーフ(tofu)で英語表記すると一流として扱われる。品質や味で決
して立ち後れていない私たちの豆腐が競争力を持つことができない構造が形成されてしまったのだ。
これだけではない。日本は世界が公認する私たちのお酒マッコルリさえ日本化させている。清酒が若
い世代からそっぽを向かれると、度数が低く栄養価が高いマッコルリの製造・普及に出たのだ。今、
日本の若者の間ではマッコルリを飲むことが一つのトレンドになってきている。これではマッコルリ
さえ、いつ日本のお酒に変身させられるかわからない。
文化は産業だ。種子もマッコルリも同じだ。私たちを守ることと私たちを大衆化・世界化する作業は
相反することのように見えるが、相互補完で進行しなければならない。国際時代に私たちの生存を私
たちのもので探す努力が必要な時代だ。私たちが私たちのものを尊く思わない世相に対する警告はず
いぶん前から鳴っている。
金イルギュ論説委員
ソース:naver/釜山日報(韓国語)<[デマンド広場] どぶろくが日本お酒なのか?>
http://news.naver.com/news/read.php?mode=LSD&office_id=082&article_id=0000112911§ion_id=110&menu_id=110 前スレ:★1の立った時間:2006/11/09(木) 22:20:14
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1163078414/ オクスフォード辞典:
http://www.askoxford.com/