【中北】核実験以外にも…北の環境汚染に中国で批判高まる[10/17]

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1<ヽ´`ω´>φ ★
 北朝鮮と国境を接する中国東北部で、鴨緑江の対岸にあるセメント工場の粉塵(ふんじん)が中国の
農家を直撃し、農作物の生育に悪影響が出たり、北朝鮮の銅山開発で河川が汚染されたりするなどの
環境被害が悪化している。さきの核実験でも、中国側への影響が懸念されており、相次ぐ環境汚染で、
中国側の北朝鮮批判が高まりをみせそうだ。

 香港紙「文匯報」によると、北朝鮮と国境沿いの吉林省集安県で、鴨緑江を隔てた対岸の北朝鮮にある
セメント工場から、排水が垂れ流され、河川が白濁。野菜やブドウなどの果樹にも灰のようにセメントが積
もり、あたり一面が白っぽくなるありさまだ。ひどい時には窓を開けられないほどで、地元の人々はこれを
「高麗灰」と呼んで困り果てている。

 また北朝鮮では、土地の開墾が盛んに行われ、土砂の流出が増大。濁った水が大量に流れ込み、水質
を悪化させている。

 さらに、北朝鮮側の銅鉱山からの汚染により、濁った水が川に流れ込むなどしているため、住民が健康
被害を心配。吉林省では観測体制を強化しているという。

 核実験によって、中朝間には過去にない亀裂が生じている。北朝鮮は環境保護の面でも、国際的な条約
などには未加盟。同紙は「川を越えてやってくる汚染もまた、核実験同様、国際的な規則を破る一方的な
無法行為だ」と指摘している。


http://www.sankei.co.jp/news/061017/kok007.htm