◆◆◆スレッド作成&継続依頼スレ★068◆◆◆

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265<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん
ヨロシクです。


☆★☆★2006年10月9日付

 安倍首相のアキレス腱は歴史認識だと見てとった野党は、しきりにここを衝いているが、これは
両刃の剣である。安倍政権をゆさぶることができる代わりに、自党のイメージを損なう一面もある

▼戦後六十年も経てまだ歴史認識にこだわっているのは、世界広しといえども日本ぐらいなものだ
ろう。確かに歴史の検証は必要だが、それは歴史家にまかせておけばいい。政治家に、まして戦後
生まれの首相に「あの当時のことをどう思うか」と問われても明快に答えられないのは当然

▼そこを狙っての追及だろうが、大事なのは現在と未来であり、過去を有職故実のようにほじくっ
て「反省してないではないか」と責め立てることにどんな意味があるのだろうか。だから野党の
戦術は、まるで浅野内匠頭をいびる吉良上野介のように見えて、姑息な印象を与える

▼そもそも歴史認識を持ち出すのは、中国、韓国との関係修復にはまず日本が謝ってみせるべき、
というお定まりの思考回路があるからだが、そんな茶坊主的外交はまったく有害無益であることが
証明され、小泉政権時代にその転換が図られた。自国の汚点を引っ張り出して外交を不利に導く
意味などまったくないのである

▼歴史認識に弱いはずの安倍さんが、就任と同時に中韓と首脳会談をまとめたのは、そんなものを
相手は屁にも思っていないという証左である。現実を直視すればそうなる。両国とも日本を必要と
しており、だからこそ早くよりを戻したいのであって、歴史認識を持ち出したら、小泉さんならず
も「それならやめましょう」ということになりかねない。だから相手は迷惑がっているのに、野党
やメディアの勝手応援はやまない。歴史認識の前に現実認識が甘いのだ。

東海新報社
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