(前略)
日本を中心にアジア圏で反韓流が感知されたのは去年からだ。その頃在日「韓国人教授」
呉善花が国内メディアに取り上げられ始めた。彼女の正体を知りたかった。どこでどんな
教育を受けたら、あのように悪い言葉ばかり選んで故国をこき下ろすか。一体何の深い恨
みがあって本まで発刊して悪事を事とするか。
すべての反韓国流の責任を彼女に押し付けようとするのではない。しかし、日本で一連の
悪意に満ちた発言で韓流の熱気を冷ややかに冷ました容疑の少なくない部分は彼女に帰す
る。一例を見れば、彼女は去年ある著名な日本雑誌に「ヨン様と結婚したら−韓流結婚の
現実」という幼稚な文を寄稿してドラマ'冬のソナタ'で高くなった韓国人のイメージを悪
くした。
韓国男性は、恋愛する時はあらゆる美辞麗句をすべて書いて女性を誘惑するが、結婚後に
は浮気と暴力、男児選好思想、嫁しゅうとめ間の葛藤などを通じて女性をたまらなく苦し
めるというのだ。この前の光復節、MBC'PD手帳'は彼女の正体と、彼女の名前で日本
から溢れ出る幾多の本に対する知りたい事を教えてくれた。
特集「新親日派の正体を明らかにする」の内容を要約すればこのようだ。呉善花は198
3年、日本に渡ってホステスとして働いている最中、学歴と日本に帰化した事実を欺いて
拓植大国際開発学部教授になった。彼女は「スカートの風」「韓国併合への道」などの本
を通じて朝鮮人の自発的創氏改名、韓国従軍慰安婦存在の詐欺行為などを主張して来た。
これは日本右翼の妄言の根拠に悪用されている。
韓国人をこき下ろすために彼女の名前で発行された多くの諸本はまた代筆されたことが確
かに見える。彼女の講義も市場の通りでする無駄話の水準で間違いだらけだ。日本の右翼
が呉善花を「韓国人知識人」であるかのようにみているが、彼女は日本に帰化した「ゴ・
ゼンカ」(訳注:オ・ソンファの日本語読み)に過ぎない。それが生計と出世の手段だと
したら哀れな人生で、根拠があることなら私たちが謙虚に反省しなければならないだろう。
彼女を批判して「私はどうしてこんな小さな事に憤慨するのか」という言葉が浮び上がる
こともあるが、日本の右翼が彼女を悪用する点では、決してちょっとした問題ではない。
日本の右翼は過去の征韓論の拠点であると同時に、今の嫌韓論を拡大再生産する本拠地だ
からだ。韓流は国家間でやりとりする双方向文化現象に昇華して長く持続するべきだ。し
かし、これらの前でなすすべもないまま、韓流の長続きを望む現状は息苦しい。
パク・レブ首席論説委員
ソース:韓国日報(韓国語)<呉善花という日本の女教授>
http://news.hankooki.com/lpage/opinion/200609/h2006091818101724720.htm