中国のITリサーチ会社である易観国際(Analysys International)は、
「2006年第2四半期(4−6月)における中国プリンタ市場定期観測」を発表した。
06年第2四半期のプリンタ出荷台数は、前年同期比11.4%増の233.5万台で、
出荷額は同8.4%増の31億元となった。
インクジェットプリンタの出荷台数は144.1万台となり、プリンタ全体の出荷台数の61.7%を占めている。
また、レーザープリンタの出荷台数は67.3万台となり、こちらは28.8%となった。
価格帯別では、インクジェットプリンタで500元以下、レーザープリンタで1000元前後の
低価格製品に人気が集中している。
また、最近のカラーレーザープリンタの普及に伴い、モノクロレーザープリンタの価格は下落が続いている。
地域別では依然として華北、華東、華南が中心だが、西部や中部の情報化が進むつれ、
こうした地域も潜在力を持つようになってきている。
ユーザー別では家庭用の割合が21.2%と最も高く、
政府機関、金融機関、通信機関、教育機関の合計も全体の約半数を占めている。
メーカー別市場シェアでは、米 ヒューレット・パッカード (HP)が33.5%、 エプソン が21.9%、キヤノン が14.7%と、
この3社で全体の約7割を占めている。
中でもヒューレットパッカードはレーザープリンタの出荷額が伸びており、市場でのシェアを拡大している。
Yahoo! ニュース(サーチナ)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060812-00000001-scn-sci