韓国発祥のカルト教団「摂理」の教祖による信者への性的暴行問題に絡み、
被害者救済に取り組む渡辺博弁護士(第2東京弁護士会)らが10日、教団
の韓国人女性幹部(44)のほかに、東証2部上場企業の男性社長ら2人に
ついても、入管難民法違反(資格外活動)などの疑いがあるとして、千葉県
警に告発状を提出した。
告発状によると、女性幹部と男性社長らは、女性幹部が日本の会社に雇用
されたように装った書類を作成。2000年3月、女性が居住していた千葉市
中央区に在留資格変更登録を申請した際、資格を「技術」と記載した疑いが
あるという。
渡辺弁護士によると、書類作成は男性社長が中心となって進められ、女性
は04年から毎年、取得した在留資格を更新していた。女性は1988年に来
日。94年ごろ、千葉県内の大学に在籍し、学生の勧誘活動を行っていた。
現在は所在不明だが、渡辺弁護士は、「首都圏で今もひそかに信者勧誘を
続けている」としている。また、男性社長について、渡辺弁護士は「信者では
ないが、教祖と交流がある」としている。
告発の動きについて、社長の会社の広報担当は「現時点で申し上げること
はない」と話している。
ソース:読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060811i401.htm?from=main4