【毎日新聞/日中】東シナ海ガス田:「春暁」(日本名:白樺)はすでに全面的生産段階?[08/04]

このエントリーをはてなブックマークに追加
1角茄子φ ★
中国国家発展改革委員会の張国宝副主任(次官)が7月下旬、
東シナ海ガス田群で最大規模の「春暁」(日本名・白樺)の海上指揮本部を現地視察し
「すでに全面的な開発・生産段階に入った」と述べたことが、4日分かった。
中国石油大手、中国海洋石油(CNOOC)がホームページで明らかにした。

中国側はこれまでに供給用海底パイプラインの敷設などを終え、春暁ガス田の
「正式な生産開始の準備が整った」と強調してきた。
張副主任の発言からは、生産・供給が始まったかどうかは明らかではない。

だが、中国政府高官の現地視察は、小泉純一郎首相らの靖国神社参拝問題と絡めながら
日本側をけん制する狙いがあるとみられる。

日中両国政府は、東シナ海のガス田開発をめぐって高官協議を続けている。
日中筋は4日「中国側が生産を始めたら、政府間協議は困難になる」と指摘した。

春暁ガス田について、日本側は排他的経済水域(EEZ)に近過ぎると主張し、開発中止とデータ提供を要求している。
これに対し中国側は「中止を前提にした議論は受け入れられない」と拒否している。

また、共同開発について、日本側は春暁など四つのガス田を提案。
一方、中国側は南部の尖閣諸島(中国名・釣魚島)付近と北部の日韓共同大陸棚付近を提示し、
妥協点が見いだせない状況が続いている。

ソース:毎日新聞
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060805k0000m020082000c.html

画像:稼動開始が報じられた春暁ガス田=東シナ海で2006年6月19日、海上保安庁機から米田堅持写す
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/images/20060805k0000m020084000p_size6.jpg