03年の傑作「殺人の追憶」により世界的に注目され、韓国映画界の黒澤明と呼ばれたポン・ジュノ監督の新作
「グエムル/漢江の怪物」。日本公開を1カ月後に控え、ジュノ監督以下、メインキャラクターのパク一家5人を演じた
ソン・ガンホ(長男)、ペ・ドゥナ(長女)、ヒョン・ヒボン(家長)、パク・ヘイル(次男)、コ・アソン(孫娘)が来日。
7月31日、東京・渋谷のセルリアンタワー東急ホテルにて来日記者会見を行った。
7月27日に韓国で公開され、公開3日間で約180万人を動員し、チャン・ドンゴン主演の「タイフーン」の記録を破って
韓国映画史上最高のオープニングを記録した本作。
監督は「初めは怪獣映画ということで色々と反対もあったが、完成した作品を見て納得してもらえたと思う。
映画の最初と最後で米軍のことに触れている上に、韓国における米軍の役割を風刺しているので、
反米映画というレッテルを貼られてしまいそうですが、この映画はそれだけではありません」と本作の持つ
多様性を主張。
娘をグエムルにさらわれる父親を演じた主演のソン・ガンホは
「確かにこの映画で、私は一番滑稽に見えるでしょう(笑)。だけど、それと同時に一番正常な人間でもあります。
本作ではグエムルの犠牲になっている家族を無視する世間や秩序、そしてシステムが浮かび上がってきますが、
システムや秩序よりも家族の絆の方が大事であると、私たちの演じるキャラクターが伝えてくれます」
と本作の根底に流れるテーマを吐露した。
ジュノ監督は「日本は『ゴジラ』などでも知られるように、怪獣王国です。
怪獣映画が多く作られている日本で、この映画がどのように受け入れられるのか楽しみです」と話し、会見を締めくくった。
「グエムル/漢江の怪物」は9月2日ロードショー。
ソース eiga.com
http://www.eiga.com/buzz/060801/08.shtml 関連
【韓国芸能】 日本メディア「『グエムル』、怪獣大国・日本に挑戦状」 [08/01]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1154413057/