【国内】偽装結婚し虚偽の親子関係届ける　日本人と中国人逮捕 [07/24]

2006年07月24日12時23分
　親子関係は虚偽、夫婦関係も偽装――。東京都板橋区の日本人男性と中国人女性が、
不法滞在していた中国人夫婦の子の両親であるとうその届け出をしたとして、公正証書原本
不実記載などの疑いで警視庁に逮捕された。２人は婚姻届を出しただけの偽装結婚だった。

　逮捕されたのは、板橋区大山東町、無職石黒一平（５６）、同区成増１丁目、エステ店長
潘瑞芳（３８）の両容疑者。

　組織犯罪対策１課の調べでは、両容疑者は０２年１０月、女児を出産した不法滞在の
中国人夫婦に頼まれて、神奈川県茅ケ崎市役所で、女児が両容疑者の子どもだとする
虚偽の記載を戸籍に書き込ませた疑い。

　石黒容疑者は９８年に潘容疑者と偽装結婚していた。中国人夫婦は潘容疑者の知り合いで、
石黒容疑者の健康保険証を使って病院で出産したという。石黒容疑者は出産育児一時金
（３５万円）や児童手当（年６万円）を受け取っていた。

　潘容疑者は容疑を否認しているが、同課は不法滞在夫婦に正式に出産させ、子どもの
身分を保障させる目的だったとみている。

ソース:asahi.com
http://www.asahi.com/national/update/0724/TKY200607240248.html