【朝鮮日報】アメリカと日本は北朝鮮決議案推進の事実を友好国、韓国に話してもくれなかった 〜「自主の罠」と「主体の罠」 [7/23]

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1ジュウザφ ★
 北朝鮮のミサイルが未明の空を引き裂いて海に落ちてから2週間が経った。そのミサイルが
海の中に沈みながら立てたさざ波が今となっては、大津波となって韓半島(朝鮮半島)の南北に押し寄せている。

 国連安全保障理事会は北朝鮮のミサイル発射を非難する北朝鮮決議案1695号を全会一致で採択した。
13年ぶりに再び、国連が北朝鮮問題に動いたのだ。実質的な制裁措置が含まれた北朝鮮決議案としては
6・25(朝鮮戦争)以来56年ぶりだ。北朝鮮の同盟国であった、中国・ロシアさえも兄弟国の北朝鮮に背を向け、
ミサイル発射非難に加勢した。

 一方のアメリカと日本は決議案推進の事実を友好国、韓国に話してもくれなかった。自国民の命運を握るかも
しれないニュースを、耳にすることもできなかった韓国を慰めるどころか、自業自得と叱責するのが今の
アメリカの姿勢だ。もはや韓米同盟はこのように崩壊してしまった。「主体(思想=チュチェ思想、北朝鮮の
イデオロギー)の国」北朝鮮と「自主の国」韓国が同じ民族同士、肩を組んで孤立の深い穴にはまりつつある。

 アメリカと日本は北朝鮮に対し金融・貿易分野の追加制裁措置を急いでいる。「北朝鮮追加制裁は
不必要な緊張と対決をもたらすだけ」という韓国大統領の談話は、彼らの耳には戸を揺らす風の音程度
にしか過ぎない。北朝鮮の財布の中身は今後ますます寂しくなっていくことだろう。北朝鮮制裁の余波は
今や韓国製品の輸出事情にまで影響を与えている。韓国企業の輸出品が北朝鮮の大量破壊兵器製造に
必要な戦略物資と分類されれば、厳しい輸出制限を受けることになる。核兵器やミサイル部品ではない
鉄鋼・アルミニウム・電気機器・肥料までこれに含まれる可能性があるとしたら、尋常な問題ではない。
輸出禁止規定に違反すれば、その処罰は非常に厳しい。怒るアメリカと日本の様子をうかがわなければならない
韓国企業の立場は、まるで地雷原の上を歩いているようなものだ。だが、これも「主体」と「自主」という
南北の理念が重なってもたらした外国勢力の干渉なのだから、言葉の返しようがない。

※以下続く
※イラスト
http://japanese.chosun.com/site/data/img_dir/2006/07/23/200607230000261insert_1.jpg
■ソース(全文)
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/07/23/20060723000026.html