昭和天皇発言メモ、各国に波紋広がる
昭和天皇の靖国参拝にかかわる発言のメモが残されていたことをめぐり、各国に波紋が
広がっています。中国や韓国の新聞は21日朝、「小泉総理の靖国参拝にも影響が出る
だろう」との見方を一斉に伝えました。
昭和天皇の発言について、中国の朝刊各紙は、メモが添付してあった手帳の写真を掲載
ながら、詳しく報じています。
中国共産党機関紙「人民日報」は、「6回目の参拝を準備する小泉総理にとって新たな
圧力となるだろう」と指摘したうえで、「小泉総理が考えを改めなければ、日本国内でさらに
多くの反対の声が出るのは想像に難くない」と伝えています。
また、「環球時報」は、「今後の日本の総理大臣の靖国参拝に重要な影響を与える可能性
が高い」と分析しています。
一方、韓国の各新聞でも、小泉総理の8月15日の靖国参拝と9月の自民党の総裁選に
大きく影響するだろうとの論調が見られます。
韓国政府は今のところ正式なコメントは出していませんが、大統領府の高官はJNNの
取材に対して、「メモが発見されたことは非常に良いことだ。これで周辺国を無視し続けて
きた小泉政権の路線が弱まり、有力な後継者の安倍氏も同じ路線は取りにくくなっただろう」
と応えています。(21日11:21)
ソース:TBS
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3340008.html