北ミサイル、警戒態勢を解除=日本海のイージス艦も帰港へ−防衛庁
額賀福志郎防衛庁長官は28日、先の北朝鮮によるミサイル発射前から強化していた警戒態勢を解除し、
通常の監視に戻すことを決めた。当面は再発射の可能性がないと判断したためで、日本海側に1隻残していた
海上自衛隊のイージス艦も近く引き揚げる。
防衛庁は北朝鮮にミサイル発射の兆候があることが分かった5月下旬、海自のイージス艦やEP3電子戦データ
収集機などを展開。イージス艦については発射後の今月6日以降、「こんごう」(長崎・佐世保基地)、「ちょうかい」
(同)、「きりしま」(神奈川・横須賀基地)の3隻のうち常時2隻が日本海と太平洋に分かれて警戒を続けていた。
ただ、米軍の衛星情報や防衛庁情報本部の電波情報などから「再び発射する可能性は低い」と分析。21日に
太平洋にいたイージス艦を帰港させた。その後も情報収集を続けた結果、「特段の変化はない」(同庁幹部)と判断し、
日本海側で監視している「きりしま」も撤収させることにした。
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060728-00000238-jij-pol