韓国唯一の銑鋼一貫メーカー、ポスコ=旧浦項綜合製鉄の慶尚北道浦項市にある本社ビルが、
下請けの現場作業員の労働組合員らに占拠され、 業務ができなくなっています。
浦項地区の建設業労働組合に加盟している製鉄所の現場作業員1000人あまりは、
13日午後2時、ポスコ本社の中に乱入し、11階建ての本社の建物の1階から3階までを占拠しました。
このためポスコの社員600人あまりが軟禁状態となりましたが、13日夜11時30分頃、帰宅を許されました。
労働組合員たちは引き続き占拠をしているため、14日、社員らは、近くにあるポスコ技術研究所に出勤して、
事態の推移を見守っています。
この労働組合員たちは、日頃、製鉄所の現場作業にあたっていますが、
雇用者である専門建設協会との間で賃金引き上げ交渉が難航し、10日ほど前からストを続けていましたが、
ポスコが、機械設備工場に代わりの労働者を入れたことや警察機動隊の投入を要請したことから、
本社ビルの占拠となったものです。このため警察は、5000人近くの機動隊を配置して警戒に当たっています。
ソース KBSワールドラジオ
http://world.kbs.co.kr/japanese/news/news_detail.htm?No=23457