【マレーシア】日マEPAきょう発効、在マ企業にとまどいも
2国間の自由貿易協定(FTA)を柱とする日本とマレーシアの経済連携協定
(EPA)が13日、発効する。自動車や一部家電製品などの関税引き下げが実現
し、マレーシア国内向けの製品を輸入する日系企業にとっては恩恵が期待される
が、いまだ細部には不明瞭(めいりょう)な部分も残されており、一部にとまどいがあるのも事実のようだ。
日マEPAでは、自動車や鉄鋼などの関税引き下げ率は明確だが、どのような
恩恵を受けるのかが分かりにくい製品もあるようだ。
デンソーマレーシアの杉英邦社長はNNAの取材に対し、「自動車メーカーが輸入する
部品についての税率は比較的はっきりしているが、部品メーカーが輸入する分について
不明で困っている。はっきりさせてほしい。当面は現状維持となる」と述べた。デンソー
マレーシアはエンジン制御装置(ECU)の部品などを輸入している。
日本貿易振興機構(ジェトロ)クアラルンプール事務所の経済連携(貿易・投資)アドバイザー
である早瀬紘一氏は、NNAに対し、確かにCKD部品の扱いについて不明な点があるという声は
聞いていると回答。この件についてはマレーシア政府当局が今後の対応を検討していくことに
なるだろうと述べた。
ジェトロは、EPA特恵税率を調べるのに必要な自社の製品のHSコード(分類番号)が
分からない場合などには問い合わせを受け付けている。早瀬氏の電話連絡先は03―2693―0244。
(後略)
ソース:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060713-00000007-nna-int 依頼があったので立てさせていただきました。