国防予算案24兆ウォン、次世代戦闘機導入など
国防部は28日、F−15K戦闘機と同水準の性能を備えた次世代戦闘機の
導入事業などを反映した、約24兆7505億ウォンの2007年度国防予算案を
編成、企画予算処に提出したと明らかにした。
昨年の国防予算22兆5129億ウォンを9.9%上回る規模。
防衛力改善費は19%増の6兆9103億ウォン、経常運営費は6.8%増やし
17兆8402億ウォンで編成した。
空軍で不足する高性能戦闘機の確保については、F−15Kクラスの戦闘機を
20機余り導入する事業に来年着手するため、総事業費2兆3000億ウォンのうち、
初年度は290億ウォンを確保する考え。
防衛事業庁はことし下半期中に事業推進戦略を策定し、
候補機種を選定する計画とされる。
2012年までに1200億ウォン余りを投じ、衛星を利用した全地球測位システム
(GPS)誘導爆弾、JDAMを約900発を導入する事業も来年開始する。
JDAMは慣性航法システム(INS)とGPSを内蔵し、最長24キロメートル
離れた地点で投下されてもGPS衛星情報に基づき的中できる兵器で、
有事の際には非武装地帯(DMZ)近くに配置された北朝鮮軍の砲弾にも
打撃を与えることができる。
このほか、朝鮮半島海域の全船舶の動向をリアルタイムで監視するシステムの
第2次量産事業、総事業費1900億ウォンの大統領戦闘機確保事業なども
策定された。
軍人の健康検診の義務化など福利厚生や服務環境に改善には、
3兆584億ウォンを投じる計画だ。
また、来年末までには大邱にある陸軍2郡司令部が後方作戦司令部に改編され、
京畿道烏山には2010年までに空軍北部戦闘司令部が創設される。
(ソウル28日聯合)
聯合ニュース 2006/06/28 16:04
http://japanese.yna.co.kr/service/article_view.asp?News_id=432006062802200