大韓サッカー協会がアドフォカート監督の後任としてチーフコーチの
ピム・ファーベーク氏(50)を選んだ理由は、何よりも彼が韓国サッカーをよく理解しているためだ。
ファーベーク氏は、2002年の韓日ワールドカップ(W杯)ではヒディンク元監督を、
今年のドイツW杯ではアドフォカート前監督をサポートし、多くの面で寄与した。
大韓サッカー協会のイ・ヨンム技術委員長は「彼が韓国サッカーに精通しているため、
時間が節約できる」と選んだ理由を語った。コエリョやボンフレール元監督の場合、
適応するまでに時間がかかり苦戦した、というのがイ委員長の説明。
大韓サッカー協会の金鎬坤(キム・ホゴン)専務は「大韓サッカー協会からだけではなく、
海外のクラブチームからも監督になってほしいとの依頼があったが、
韓国代表チームに変わらない愛情を示してくれた。このような点も考慮した」と話している。
選手たちの人望が厚いのも長所だ。パク・ハンソ慶南FC監督は「ファーベーク氏ほど、
韓国の選手をはじめ文化や情緒まで理解している人はいない」と語る。
ファーベーク監督は前任の6人の外国人監督よりも、さらに多くの仕事をこなさなければならない。
12月に開かれるアジア大会はもちろん、2008年の北京五輪代表チーム監督も兼任することで合意したためだ。
これについて、サッカー協会は「若い選手たちを掘り起こし、2010年のW杯に備えるため」と説明した。
彼は監督就任が初めてではない。1981年以来、FCフローニンゲン、フェイエノールト(以上オランダ)、
NTT大宮、京都パープルサンガ(以上日本)などプロチームを指揮してきた。
1991 年にはFAカップでフェイエノールトを優勝に導いた。2004年には
オランダ領アンタレスの代表チーム監督を務めたものの、ドイツ・ワールドカップの
北中米予選の1次ラウンドでホンジュラスやアンティグア・バーブーダと対戦し
1勝3敗(4得点8失点)と振るわず、6カ月で退任している。
済州ユナイテッドの鄭海成(ジョン・ヘソン)監督は「監督としてのファーベーク氏の成績は
それほど輝かしいものではない。しかし、まじめで原則に基づいたリーダーであるだけに、
静かに見守ってあげる必要がある」と話した。
2007年のアジアカップはファーベーク氏がコーチとしてではなく、
監督として力量を発揮するチャンスであるとともに、テストの舞台となる。
朝鮮日報
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/06/27/20060627000033.html 関連スレ:
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http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1151318013/