中国の一般消費者の恋愛全般に対する意識を探るため、サーチナ総合研究所は、新秦商務咨詢
(上海)有限公司(上海サーチナ)が運営する「新秦調査」消費者モニターを通じてインターネット
調査を実施した。調査期間は2005年12月16日から12月31日まで。北京市、上海市、広東省、
遼寧省、四川省を中心に、一般消費者男女2000人から有効回答を得た。以下はその調査の
一部結果のサマリー。
「常に恋愛したいと思う」は、男性が29%・女性が22%
中国の一般消費者に恋愛についての考え方を聞いた中で、恋愛をしたいかどうかでは、現在
進行中で恋愛をしている人を含めて8割程度から肯定的な意見が聞かれた。どちらかといえば
女性よりも男性のほうが恋愛に対して積極的だが、実際に恋愛している人をみると女性のほうが
多い。ある意味、女性の方が“恋愛上手”と言えるかも知れない。
恋愛をしたいと思うかどうかを聞いたところ、「常にそう思う」が25.1%、「時々そう思う」が33.5%
となり、6割近くの人が恋愛に対して前向きな回答をしている。「現在恋愛している」は21.2%と
なっており、否定派は事実上2割程度にとどまった。
男女別では、「常にそう思う」では男性が28.6%、女性が21.6%と大きな差が開いた。「時々そう思う」
と合計しても、男性の恋愛に対する積極的な姿勢がうかがえる。しかし、「現在恋愛している」が
女性で25%を超えたのに対して男性は17%程度となった。
「常にそう思う」「現在恋愛している」の合計を主要属性ごとにみると、上海市、月収6000元以上
の富裕層、30代が中国における恋愛肯定派・積極派のプロフィールとして浮かび上がる。
恋人選び、男性「外見」、女性は「能力」重視の傾向
中国の一般消費者が恋人選びのポイントとしているのは、多い順で男性が「性格」「外見」「仕事や
学問の能力」「価値観」「経済力」、女性が「性格」「仕事や学問の能力」「経済力」「外見」「価値観」
となった
恋人を選ぶ際に重視するポイントを聞いたところ(複数回答)、「性格」が69.8%で最多だった。続いて
「仕事の能力」が48.8%、「外見」が45.7%、「経済力」「価値観」が3割を超える結果となった。
男女別では「仕事の能力」で男性が38.0%にとどまっているのに対して、女性は6割を超えている。
また、「外見」は女性が38.0%であるのに対して、男性では53.4%となった。
地域別でみると、「性格」がトップであることは全体傾向と変わらないが、「仕事の能力」と「外見」、
「経済力」と「価値観」で若干の差がみられる。例えば、月収6000元以上の富裕層では「仕事の能力」
よりも「外見」を重視する。また、40代でも同様の傾向がみられた。逆に「仕事の能力」を重視するのは
広東省や月収3000−3999元の中間層、20代という若い世代となった。
40代では「性格」が6割を切っているが、20代で8割を超えるという好対照をなしている。40代では
ほとんど重視されなくなる「価値観」は20代で4割を超え、「経済力」や「外見」と同じ程度に重視され
ている事がわかった。
>>2へ続きます
ソース:
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/china/market/060614_lover/index1.html 依頼がありましたので立てさせていただきました