http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/niigata/news/20060716ddlk15200186000c.html ★映画:北朝鮮工作員・元非転向長期囚たちの素顔描く 「送還日記」新潟で上演 /新潟 〔2006年7月16日〕
◇28日まで
■北朝鮮工作員として韓国で逮捕され、服役中も思想を変えなかった元非転向長期囚たち
を描いたドキュメンタリー映画「送還日記」の上映が15日、新潟市八千代2の新潟・市民映
画館「シネ・ウインド」で始まった。今月28日まで。■同映画のキム・ドンウォン監督は92年、
神父の紹介で、獄中で30年間を過ごした2人の元非転向長期囚と出会った。「北のスパイ」
に最初は身構えたが、その素顔は素朴で人間味にあふれた普通の老人だった。00年に当
時の金大中(キムデジュン)韓国大統領の恩赦で元非転向長期囚63人が北朝鮮に送還さ
れるまでの12年間、彼らに寄り添いながら撮影した500本以上、800時間を超えるテープ
を編集、2時間28分の映画にした。■映画はキム監督自身がナレーションを務めている。
彼らは北朝鮮の食糧難や拉致の事実を認めない。そのかたくなな表情から、工作員の強い
信念が伝わってくる。また彼らと打ち解けて暮らす韓国人や、韓国人拉致被害者の家族らの
姿からは、韓国人の北朝鮮に対する考え方を知ることができる。しかし、彼らが声高らかに
故金日成(キムイルソン)主席をたたえる歌を歌う場面で、キム監督は率直に違和感を言葉
にした。■また、地村保志さん夫妻の拉致に関与した疑いなどで国際手配されている辛光洙
(シングァンス)容疑者が北朝鮮に送還される場面もある。■15日は雨の中、約20人の観
客が訪れた。新潟市の公務員、鶴巻武則さん(58)は「獄中で過ごした30年という長さと、
彼らに染みついた北朝鮮の教育に驚いた」と話していた。シネ・ウインドの橋本巌支配人は
「自分なりに考えて議論をするきっかけになれば」と話している。上映は1日1回で、開演時
間は21日までは午前10時50分、22〜28日は午後0時50分。■また、26日午後7時か
ら同市上大川前通7の新潟国際情報大学中央キャンパスで「送還日記」セミナーが開催され
る。講師は吉沢文寿同大助教授(日韓関係史)。聴講無料。問い合わせはシネ・ウインドへ。
【黒田阿紗子】
【拉致】北朝鮮工作員・元非転向長期囚たちの素顔描く 「送還日記」上演 新潟市 [07/17]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1153104707/l50 >>256