http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20060706/mng_____kei_____002.shtml ★政府、貿易制限追加も 〔20060706〕
★北朝鮮ミサイル発射
■北朝鮮のミサイル発射で、政府は貨客船「万景峰92」の入港禁止などの制裁に加え、送金
や貿易の制限といった追加制裁の検討にも入った。現在は大手スーパーの取り扱いはないもの
の、北朝鮮からはズワイガニやマツタケ、スーツなどが輸入されている。貿易の制限となれば、
国内の一部業者や消費者に影響が及ぶ可能性がある。 (池井戸聡)■財務省によると、北朝
鮮からの日本の輸入額は二〇〇五年の一年間で百四十四億円。輸出額は六十八億円だった。
■輸入品はウニ、アサリなどの海産物やブレザー、ズボン、スカートといった衣料品が中心。輸
出品では自転車やトラックといった輸送機器が約四割を占める。■日本と北朝鮮の間には国交
がない上に、拉致問題の解決も進まず、近年は北朝鮮への国民感情が悪化していた。さらに
原産国名の表示義務づけも加わり、北朝鮮産の海産物の輸入は激減しているのが実態だ。
■大手スーパーも五年ほど前までは北朝鮮産の紳士用スーツを低価格で販売していたが、相
次いで撤退。イオンは「現在は食品、衣料とも北朝鮮産の品物は販売していない」と強調する。
■このため、改正外為法に基づいて北朝鮮との貿易を制限する制裁が発動されても「国内での
大きな影響は考えにくい」(大手商社)との見方は多い。ただ、北朝鮮からの輸入が止まれば
「一部の漁業関係者らは打撃を受けるだろう」(貿易関係者)との指摘もある。■日朝貿易の減
少に伴い、北朝鮮は中国や韓国との貿易を拡大。〇五年の北朝鮮の輸出入額のうち、中国と
韓国が占める比率は65%近く。日本は4・8%にとどまる。■こうした実態から、日本の経済制
裁は「北朝鮮への決定打になりにくい」との指摘も多い。〇四年に施行された改正外為法は、
国連決議がなくても制裁に踏み切れる制度だが、発動を前に、まず政府は米国など各国との
連携強化を目指していくことになりそうだ。
【日朝】 日本政府、貿易制限追加も・・・「北朝鮮への決定打になりにくい」との指摘も多い[07/06]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1152189112/l50 >>175