【米中】ブッシュ政権の「対中ヘッジ戦略」【2006/06/01】
ブッシュ政権の「対中ヘッジ戦略」
ワシントン・タイムズ紙 ビル・ガーツ記者に聞く
ブッシュ米政権が不確実な中国の将来に備えるため、アジア太平洋地域の戦力を広範に
増強する「対中ヘッジ(予防)戦略」を推し進めている。これは在日米軍再編とも密接にかかわる
動きだが、ホワイトハウスで米中首脳会談が行われた先月二十日、米紙ワシントン・タイムズ
は、同戦略の具体的内容を特集を組んで詳細に報じた。記事を執筆した同紙の国防担当
記者、ビル・ガーツ氏に、同戦略のポイントなどを聞いた。
(聞き手=ワシントン・早川俊行)
>>2-3へ続きます
ソース:
http://www.worldtimes.co.jp/w/usa/usa2/kr060531.html 依頼がありましたので立てさせていただきました。
>>1の続き
アジアの米戦力静かに増強
狙いは中国の「敵対化」阻止
ビル・ガーツ ワシントン・タイムズ紙の国防担当記者で、国防総省人脈を生かしたスクープ記事を
書くことで有名。著書に『中国の脅威』『ビトレイヤル(裏切り)』(邦訳『誰がテポドン開発を許したか
−クリントンのもう一つの“失敗”』文藝春秋社刊)など。
――「対中ヘッジ戦略」とはどのような軍事戦略か。
米国防総省は基本的に、中国の戦略を逆に応用しているように見える。中国の戦略の骨格を定めた
のはトウ小平だが、彼は「韜光養晦」(とうこうようかい、目立たずに力を蓄えろの意味)の方針を示した。
つまり、軍備増強は露骨なやり方で進めるな、ということだ。
国防総省もこの戦術に倣い、アジア地域の戦力増強を静かに進めている。その目的についても、中国
だけでなく、北朝鮮や中東を念頭に置いたものであり、世界的規模で進める米軍のトランスフォー
メーション(変革・再編)の一環だと強調している。
アジア地域のトランスフォーメーションが完了すれば、米国は中国との紛争にも速やかに対応できる
非常に強力な戦力を保持することになるだろう。「対中ヘッジ戦略」の目標は、中国が敵対国になるのを
思いとどまらせ、紛争が発生した場合は、中国を速やかに打ち負かす能力を保有することだ。
――つまり、二段階戦略ということか。
そうだ。米政府内では現時点で中国を脅威とみる人は少数だが、国防総省は中国を友好国にも敵対
国にもなり得る「クロスロード(岐路)」にある国だと表現している。だから、友好的な方向へ進むよう中国
に影響を与えることが第一だが、敵対的な方向に進んだ場合、これを抑止できるように準備を進めてい
くということだ。
米軍は現在の兵力構成について研究を行い、今の態勢では中国を速やかに打ち負かすことはできな
いとの結論に至ったとみられる。これは極めて重要な研究結果だ。これによって、兵力構成を変えなけ
ればならないことを認識した。
――対中ヘッジ戦略を立案したのは、ラムズフェルド国防長官か。
そうだ。彼は「軍事力こそが平和をもたらす」という考え方を固く信じており、多くの場面で「弱さを見せ
ると、付け込むすきを与える」と語っている。彼がアジアへの兵力シフトをトランスフォーメーションの中
心の一つとしたのはそのためだ。
――ヘッジ戦略の具体的な中身は。
空母戦闘群や爆撃機をアジア方面にシフトするほか、同盟国などとの合同軍事演習も増やしていく。
また、部隊をより柔軟で使いやすくするために、兵力の移転も進める。米陸軍第一軍団司令部をワシン
トン州フォートルイスから日本に移すのはその一例だ。ハード、ソフト両面を含んでいるという意味で包
括的な戦略だ。
これらはヘッジ戦略の第一段階であり、数カ月前にブッシュ大統領も承認した。これで中国を友好国
へと導くことができなければ、国防総省は追加措置を講じるつもりだ。ただ、その中身は分からない。
――在日米軍の再編も、対中ヘッジ戦略の一部に組み込まれているのか。
そうだ。今は使われていないが、国防総省は以前、「リリー・パッド(蓮〈はす〉の葉)戦略」という言葉を
使っていた。蓮の葉戦略とは、海外に幾つかのハブを設け、そこを装備・物資の調達が可能な攻撃拠点
にしたり、他の場所に移動する中継点にする考え方だ。日本の米軍施設はアジア地域の中心的なハブ
の一つとなる。
>>2の続き
日米同盟が抑止力の中核
高まるグアムの戦略的価値
――米陸軍第一軍団司令部を日本に移転する狙いは。
司令部が日本にあれば、この地域に関する判断能力を高めることができる。頭脳だけを置いて
おいて、体は紛争が発生したときに、緊急展開部隊の形で後からやって来ることになる。
また、アジアにおける陸軍のプレゼンスを高める狙いもある。韓国を除けば、アジアの米軍兵力の大半が海軍、海兵隊、空軍だ。司令部移転は、陸軍がヘッジ戦略の中でより大きな役割を与えられていることを意味する。
――その一方で、在沖縄海兵隊の司令部機能はグアムに移されるが。
沖縄では地元自治体が米軍駐留に反対している。海兵隊の戦闘能力を低下させることなく、兵力を削減するために、司令部をグアムに移転することを決めた。また、司令部を中国のミサイルの射程範囲外に置くという付加的な要素もある。
国防総省は日本政府に対して、もっと多くの自衛隊を沖縄に配置することを望んでいると思う。沖縄は台湾海峡に近く、中国に対するシグナル、抑止力になるからだ。
――日米同盟の重要性は一層高まるか。
そうなるだろう。日米同盟はヘッジ戦略の中核だ。
ある意味で日本政府は増大する中国の危険性をよく認識していると思う。実際、日本政府は
米国に対応を強く求めている。中国の存在が過去最も緊密な日米同盟関係を築く要因になって
いると思う。
――ヘッジ戦略で講じる措置の中で、抑止力を高める上で最も重要な内容は何か。
空母戦闘群だ。太平洋の空母は数的には五隻から六隻になるだけだが、最も重要なのは
「クルー・スワッピング(乗組員の交換)」と呼ばれる運用方法の改編だ。
現在の体制では、空母が六隻あったとしても、乗組員の休暇スケジュールやメンテナンスのため
に、戦闘準備ができている空母は大抵二隻しかない。だが、乗組員を交換することで、展開可能な
空母の数を増やせる。国防総省はこれによって、空母の展開能力を二倍にし、アジア地域に四個
の空母戦闘群を同時展開できる体制を目指している。
――潜水艦戦力はどうか。
グアムに攻撃型潜水艦のほか、戦略ミサイル潜水艦を二−四隻配備する計画だ。また、ミサイル
潜水艦を改良し、最大百五十発の巡航ミサイルを搭載できるようにする。これは非常に強力だ。
――航空戦力はどうか。
B2、B1爆撃機を含む戦略爆撃機の早期展開を可能にするため、グアムのアンダーセン空軍基地
を改良する計画だ。また、今後十五年以内に新型長距離爆撃機を建造し、大量の精密誘導兵器で
ディープ・ストライク(遠距離打撃)を行えるようにする。
――グアムの重要性が高まりそうだ。
そうだ。グアムは重要な戦略的基地だ。グアムは米国領であるほか、地理的にも米西海岸やハワイ
より主要な目標地点に近い。アジアとの大きな距離を補ってくれる。
――ゼーリック国務副長官は、中国を「責任ある利害関係者」と呼び、大国にふさわしい行動を求め
ている。だが、このアプローチはクリントン前政権時代の関与政策に似ているようにも見える。
それは違う。国務省ではゼーリック氏がヘッジ戦略の中心人物だ。彼は私のインタビューに対し、す
べての人が中国の平和的台頭を望んでいるが、誰もそれに将来を賭けるわけにはいかないと繰り返
し強調した。つまり、ヘッジとエンゲージ(関与)の両方が必要ということだ。クリントン政権はエンゲージ
だけで、ヘッジがなかった。
ちんぽ
5 :
<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん:2006/06/01(木) 06:30:57 ID:TjPGfCVc
まんぼ
6 :
<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん:2006/06/01(木) 06:32:57 ID:9JJFamwE
「弱さと見せると、付け込むすきを与える」
さすが親分
平和ボケへたれ日本に重要な一言
じゃあ終わりって事で
もうじき辞任するゼーリックはともかく
ポールソン財務長官という奴は中国訪問70回で中国の大学の顧問。
産経の報道だと「対中圧力の先兵」とあるが
こんな親中派のユダ公がシナに圧力をかけられるものなのか?
9 :
<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん:2006/06/01(木) 08:29:48 ID:TY7mIt5V
なんとも
10 :
<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん:2006/06/01(木) 08:41:51 ID:RAiDJ3mq
>>8 ユダヤ人なのか?ユダヤはえげつないぞ
状況に応じて平然と変身するだろう
11 :
<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん:2006/06/01(木) 08:43:29 ID:PmJ2uq+Z
やつらは恩を感じないし、一見腰が低い対応してきても
それは表面だけであって先の勝ちを見据えたうえでの対応
やつらに優しさは必要ない、優しさすら利用踏み台にして
中華思想を貫こうとする
12 :
<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん:2006/06/01(木) 08:45:11 ID:Lr8HRt8D
>>8 産経は偏りのベクトルの向きは朝日と逆でも
大きさはそんなにかわらないから
支那人・朝鮮人には何も与えるな
14 :
<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん:2006/06/01(木) 09:00:31 ID:EcaMiJii
中共がガンだな。
防衛費を国内の政治の都合のみで決めている日本は間違っている。
周辺状況の変化をみきわめ、緊張が高まれば財政が厳しくても
防衛費を確保せねばならない。
16 :
<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん:2006/06/01(木) 09:37:34 ID:ieY+Ns/4
>>10 しかし、意外とユダヤとアカってのは親和性が高いぞ。
17 :
<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん:2006/06/01(木) 09:39:33 ID:N02ZU0C/
>司令部をグアムに移転することを決めた。また、司令部を中国のミサイルの射程範囲外に置くという付加的な要素もある。
つまり、沖縄はバッチリ射程距離内だってことなだ
18 :
<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん:2006/06/01(木) 09:44:58 ID:sxqfmSoS
ラムズフェルドのような考え方って中国みたいな無法国家には最適。
19 :
<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん:2006/06/01(木) 10:23:26 ID:+AJx0J8l
ラムズフェルドはキッシンジャーと仲悪いからな。
もちろんそれと対中政策は別次元の問題だが
20 :
<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん:2006/06/01(木) 10:43:49 ID:nmia3Zon
21 :
<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん:2006/06/01(木) 11:10:44 ID:424hnHP5
わくわくする記事だ。
それから、自衛隊の沖縄駐留を行うべきというのは大賛成。
米政府内に中国の脅威を認識しているのが少数というのは引っ掛かるが
これから増えこそすれ、減ることはないだろうな。
世界日報の記者に聞いてるのか。統一教会統一教会
23 :
<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん:2006/06/01(木) 12:22:04 ID:4idQlDAm
日本は軍拡しなくて大丈夫?
えらそうなこと言ってるけど
結局のところはいかにして軍需産業を儲けさせるか。
というところなんだよね。
自らが傷つかず大量に在庫処分&新兵器テストができる地を常に探している。
WW2終結後 冷戦での軍拡競争 冷戦終結後のパナマ侵攻 湾岸戦争 ソマリア アフガン空爆 イラク戦争 そして今度はイラン
アメリカはいつも軍備拡張 新兵器開発 そしてその実験を繰り返している
えらそうな理由をつけているが現実に起きているのはそういうことだ。
しかしあまりに無理やりやりすぎたから国内からの反発が大きくなって
軍事演習名目で在庫処分をするつもりなのかな?
ヒラリーが大統領になったら
またアジア政策が迷走しはじめるのは確実
26 :
<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん:2006/06/05(月) 15:30:05 ID:yt6Uohgh
27 :
<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん:2006/06/06(火) 00:53:56 ID:+sl61bbO
日本も連携しろ
28 :
<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん:2006/06/06(火) 01:16:43 ID:pejrm/H8
>>24 戦争やれば産業界全体がダメージ被るのにどうして軍事産業だけが儲かるんですか?
もしかして軍事産業が原材料自分で調達した上で、兵器しか作ってないと思ってるんですか?
あと在庫処分て何?意味わかんねえ
29 :
<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん:2006/06/06(火) 04:10:24 ID:RAgQK0sv
アメリカに接近して軍拡や憲法改正をする一方で、保険として台湾や
東南アジアと軍事支援や武器輸出をするなど関係を密にしていって
将来的に大東亜共栄圏2に出来るようにしていきたいね。
30 :
<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん:2006/06/06(火) 04:14:31 ID:9r1M751l
つうか今更だろ?
アメ公はいつも右手でにこやかに握手しながら左手に棍棒を隠し持っている
>>20 幻の東京五輪もある。
ソウル五輪の時は天皇が倒れた。
で、五輪の記事がかすんじゃって韓国がカンカンになった( ^Д^)
32 :
<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん:
age