【シンガポール】北側国交相、「観光交流拡大」で合意〔05/05〕

1 ：そごうφ ★：2006/05/05(金) 12:21:55 ID:???

シンガポールを訪問した北側一雄国土交通相は4日、「日本・シンガポール間の観光交流の拡大に関する共同声明」に署名した。
閣僚との会談では、エアバス超大型機「A380」の成田空港への乗り入れなどについて協議。
日本の国際観光振興機構（JNTO）シンガポール海外観光宣伝事務所の開所式にも出席した。

日本とシンガポールは今年、国交樹立40周年を迎える。これを記念した「日本・シンガポール観光交流年2006」の一環として、
北側国交相は3～4日の日程でシンガポールを訪問。共同声明では、
（1）青少年、友好都市の交流を積極的に展開（2）相手国の観光宣伝事務補での広報活動支援
（3）航空、旅行会社など観光業界の協力関係の発展奨励――などを確認した。

このほか北側国交相はヨー・チャウトン運輸相、マー・ボータン国家開発相、
ビビアン・バラクリシュナン社会開発青年スポーツ相らと会談した。

■航空乗り入れ、7便増へ
ヨー運輸相とは、両国が4月に合意した航空輸送力の拡大について言及。同月に決まった双方の週7便増便の承認に加え、
残る課題として、シンガポール航空（SIA）が世界で初めて導入する超大型機A380の成田空港への乗り入れについて、
就航に伴う技術面での調整を挙げ、今秋をめどに解決を目指すことを確認した。またマラッカ海峡の海賊対策では、
同運輸相から日本に対し、「人材面での協力して欲しい」との要請があった。
マー国家開発相とは、都市政策や建設業の振興などについて話し合った。

■日本フェスティバル開催
JNTOのシンガポール事務所開所式で北側国交相は、「多くのシンガポールの方に日本を訪れてもらいたい。
JNTOでは日本の情報を発信しサービスを提供していきたい」と話した。
新事務所は、シンガポールや近隣諸国の観光客を日本に誘致する目的で設置されてた。
東南アジアではタイに続く2カ国目、世界では11カ所目となる。
これにあわせ日本の観光の魅力を紹介するイベント「Yokoso!Japanストリート・フェスタ」も始まった。
4～7日にかけて商業施設「プラザ・シンガプーラ」横のアトリアム＠オーチャードで日本の観光、
文化、伝統芸能を紹介するほか、縁日やJポップ、よさこいソーラン節のダンスショー、
アニメ・コスプレ・ショー、旅行フェアなどが行われる。
交流年記念パーティーでは、国民的歌手、ディック・リーさんの「観光交流年大使」任命式も行われた。

■訪日客9万4000人に
日本政府は2010年までに外国人旅行者を1,000万人に増やす「ビジット・ジャパン・キャンペーン（VJC）」を開始。
シンガポールは05年に重点市場に加えられた。国交樹立40周年を迎える今年、2国間のさならる交流促進を目指し、
両国で各種観光促進事業が行われる。
4月には、東京・汐留で、「シンガポール・フード＆カルチャー・フェスティバル」が開催された。

JNTOによると、昨年に日本を訪れたシンガポール人は9万4,161人（前年比5％増）で過去最高を更新した。
目的別では観光6万3,772人（同1％増）、商用2万6,916人（同10％増）。

訪日客は全体で10％増となり、673万人に達した。1位は韓国（175万人）、
2位は台湾（127万人）、3位は米国（82万人）で前年と同じ顔ぶれ。
シンガポールは13位で、東南アジアではフィリピンが9位、タイが10位に入った。

（NNA） - 5月5日8時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060505-00000039-nna-int