【拉致】横田めぐみさんの写真展開催へ 三重県伊賀市 [04/28]

このエントリーをはてなブックマークに追加
98(´・ω【毎日新聞東京朝刊】ω・`)さん
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/globaleye/news/20060520ddm007070028000c.html

★グローバル・アイ:覚せい剤密輸事件に思う 冷戦終結後のリスク示唆=西川恵 〔2006年5月20日〕

■北朝鮮の貨物船を使った覚せい剤密輸事件で、北朝鮮、日本の暴力団、在日韓国人の3者
の提携が明るみに出た。この事件は北東アジアの冷戦構造が崩壊した後の新秩序が内包する
グローバル・リスクを示唆しているように思う。■北朝鮮は外貨獲得のためドル偽造や麻薬密輸
を国家レベルで進めているとみられており、今回の事件はそうした特殊国家が存在したからこそ、
というのが日本での受け止め方だろう。■しかし逆にこうも言える。国家が主導する密輸は、摘
発された場合に被る国のイメージへの打撃、国際社会での孤立を考えれば、それなりに“管理
された密輸”であり、一定のブレーキは利かせている。今回の摘発事例が氷山の一角としても
である。■むしろ私が想像をめぐらすのは北朝鮮が崩壊し、ブレーキが利かなくなった時だ。国
家が崩れた時、それまで抑えられていた犯罪組織が急速に活発化し、国境を超えた犯罪組織
同士の提携が進むことは冷戦が終結した欧州を見れば明らかだ。今日、犯罪のグローバル化
は欧州が直面する深刻な問題である。■例えば小船を駆ってスペインやイタリアに殺到するア
フリカやアルバニア、中東からの違法移民。マフィアの息のかからない船はまずない。送り出す
マフィアは人々から高額な手数料をとり、仕立てたボロ船に立すいの余地もないほど乗り込ませ
て上陸地点まで運ぶ。受け入れ側のマフィアは隠れ場所と偽造パスポートを用意。国境を超え
たマフィア同士の提携があってこその難民ビジネスだ。■西欧諸国の街角に立つ多くのロシア
系、東欧系の売春婦、社会に深く浸透する麻薬も、グローバルなマフィアの提携があってこそで
ある。欧州各国政府は司法協力を強めているが、それでも後手に回っている。■北東アジアの
冷戦が終結し、日本と朝鮮半島の行き来が自由になった時、欧州に見るように日本の暴力団と
韓国、北朝鮮のマフィアの提携が急速に進むことは間違いないだろう。■北朝鮮から日本へ小
船を仕立てる難民ビジネス、麻薬密輸、マネーロンダリング(資金洗浄)など、地下組織の国境
を超えた提携は、この地域で犯罪のグローバル化を進める可能性をはらんでいる。今回の覚せ
い剤密輸事件が、将来の北東アジアのグローバル・リスクを示唆しているというのはこのことで
ある。■現在の流動化する不安定な世界から見ると、冷戦時代の米ソによる“管理された平和”
は、非人間的要素があったにせよ、一定の安定があった。北東アジアの冷戦構造の終結を願う
のは当然だが、それはまた別の難しい状況と対することでもある。(専門編集委員)

【日朝韓】 覚せい剤密輸事件に思う 冷戦終結後のグローバル・リスク  難民ビジネス・麻薬密輸・マネーロンダリング −毎日コラム−
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1148267238/l50

参考 : 【読売社説】工作船、「北」の覚せい剤事業に使われた[05/13]
    http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1147498874/l50
    ttp://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1144165019/372