http://www.asahi.com/international/update/0621/008.html ★日本、北朝鮮が批判の応酬、拉致問題で 国連人権理事会 〔2006年06月21日11時34分〕
■国連欧州本部で開会中の国連人権理事会で20日、前日に日本が北朝鮮の拉致問題を同
理事会で積極的に取り上げていく方針を表明したことに対して、北朝鮮側が「拉致問題は解決
済み」などと強く反論し、日本も再反論する場面があった。■20日の首脳・閣僚級演説の終了
後、北朝鮮が答弁権の行使を申し出た。同国ジュネーブ代表部担当者が「拉致は完全かつ根
本的に解決済みの問題である。我が国との間で未解決の問題を抱えているのは第2次大戦時
の日本の840万人の強制連行であり、100万人の虐殺、20万人の従軍慰安婦の問題だ」と
述べた。■これに対して、在ジュネーブ日本政府代表部の藤崎一郎大使は「拉致は国際的な
広がりが出てきている問題。北朝鮮が挙げた数字は根拠がない。歴史問題と混同し、拉致問
題に対応しない理由に使うべきではない」と批判。北朝鮮は2度目の答弁権を使って「拉致は
解決済み」と繰り返し、日本も再度「拉致は金正日(キム・ジョンイル)総書記が認めている。北
朝鮮は一方的な主張、不誠実な対応を改めるべきだ」と反論した。■規定では、加盟国は2回
ずつ答弁権を行使できる。こうしたやりとりは旧人権委員会でよく見られたが、新しい機関になっ
ても非難の応酬が避けられないことを印象づけた。
【拉致問題】日本、北朝鮮が批判の応酬、拉致問題で - 国連人権理事会[060621]
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