【拉致問題】横田めぐみさんと別人の「遺骨」 北朝鮮が返還再要求【4/4】

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351< `∀【朝鮮新報】∀´ >さん
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/%82%8A-2006/05/0605j0511-00001.htm

★〈拉致問題を問う〜対話と圧力〜@〉 脅しの構図を肥大化 〔2006.5.11〕
★絡む「過去回避」と米の要求

■日本人拉致問題に関連し日本政府や政界関係者たちがいま執拗に喧伝している「対話と
圧力」ほど奇妙なものはない。たとえば次のような状況下の「対話」とは何か。■今月11日から
8月25日にかけ海上自衛隊はハワイなどで米海軍と大規模な共同軍事演習を行う。ここに米
軍の主導する、とくに東アジアにおける紛争をにらんだ環太平洋合同演習(リムパック)を組み
込み、しかも米空軍、陸軍および航空、陸上自衛隊が連動する。日米合同軍事演習は昨年の
日米安全保障協議委員会(2プラス2)における在日米軍再編(Transformation)に関する合意
以降、いまやほぼ日常化したといってもさしつかえないほどになり、5月1日のいわゆる2+2最
終合意を踏まえて日米の同体化の作業は明確に「新たな段階へ入った」が、ひときわ注視すべ
きなのはこれらの連綿と続く演習が当然のことながらゲームではないこと、つまり現実に北東ア
ジアの大流血事態を誘おうとするものだという点である。それは同時に「フォールイーグル」や
「乙支・フォーカスレンズ」などといった朝鮮民主主義人民共和国(以下、朝鮮)侵攻を根幹に据
えた米韓合同軍事演習と連携、一体化し、朝鮮を大量の核爆弾で囲い込んでいる。■で、あら
ためて問いたい。核爆弾を振りまわしつつ、あまつさえ「先制攻撃」を声高に叫ぶ者たちの唱え
る「対話」とは何か。まさに虚偽だ。ようするに「対話と圧力」は実態に即して正確にいえば脅し
そのもの。彼らの「対話」は口先三寸の虚飾用語と受け取れなくもない。それにしても、「拉致」
運動が問題解決へ向かう脈絡から急速に逸脱して、肝心の解決を完全に途絶させるこの脅し
の構図をひときわ肥大化させている逆走光景はなんともおぞましい。■いまもっともたいせつな
のは「圧力(脅し)」を除去すること。それによってはじめて「対話」をいきいきとした現実的なもの
にし問題解決へのステップを踏むことができるというきわめてまっとうな認識と行動である。しか
し、くだんの政治家たちを含む運動関係者たちはすでに平然と逆走を演じている。なぜか。拉致
問題を複雑化させることで「危険な北朝鮮幻想」を膨張させ、これにより果実を手にすることがで
きるからだ。■そこでは、拉致騒動を利用してのしあがるというふうな赤裸々な私欲をひとまず
脇に置くなら、たいていふたつのインセンティブが絡み合っている。ひとつは日本固有のプロセ
スであり、もうひとつは米国からの要求と米国への追従のセットである。■日本固有のプロセス
とは。冷戦崩壊を経てとくに90年代半ばから顕著になった北朝鮮包囲(脅し)を仮に横軸とする
なら、ここに深く突き刺さっている縦軸というべき、61年間にもわたって固く目をつむり続け、あま
つさえ折に触れ開き直ってきた侵略と戦争の責任回避問題である。なぜ、かくも長い醜悪な日々
を刻むことになったのか。戦前と戦後の日本の政治支配層に断絶がなかったからだ。たとえば
戦後の首相のほとんどが戦前から特権を享受していた者の系譜に連なるか、これにぶらさがり、
いまだに、次期首相と目される有力政治家の多くがその典型である。つまり代を継ぎ延々と特
権を抱え込んできた政治支配層がもっとも鋭く過去責任について迫る北朝鮮≠アそ自分のレ
ーゾン・デートルを否定するやっかいな存在だとみなしてもけっして不思議ではないのだ。■拉
致問題はそんな彼らにとって格好の反撃材料になったと思われるが、いずれにしろ、同事件が
戦後の日本の政治支配層のつくりあげた日朝の不正常関係ゆえに、なかんずく冷酷な北朝鮮
包囲ゆえに引き起こされている側面も看過するわけにはいかないのではないか。むろん事件の
全過程を明確にする必要がある。とともに日本固有の自省なき戦後プロセスを、ほかならぬ日
本自身が見直す視点をけっして欠落させてはならないのだ。■( つづく )
352< `∀【朝鮮新報】∀´ >さん:2006/05/13(土) 06:21:58 ID:SlwQXlxe
>>351 ( つづき )                         ■にもかかわらず、なんと「拉致」
を足がかりにし、米国に手を引かれて日本政府はとんでもない方向へ走り、高まる「対話と圧
力」の合唱を利用してその総括へ入ろうとしている。有事法制から2+2合意へ、さらに今国会
の教育基本法改正、憲法改定のための国民投票法制定などの作業はすべて拉致問題もしくは
危険な北朝鮮という白昼夢を主要なテコにして進められてきたのだった。これらは当然、日本列
島に住む者たちをことごとく縛り、かつての虐殺過程を再現させる鉄鎖として機能するが、それ
を補強するための仕組みのひとつがたとえばいま国会で「犯罪の国際化および組織化ならびに
情報処理の高度化に対処するため」との名目で創設しようとしている、犯罪に関することを話し
合っただけで罰し、おまけに密告を奨励する法律、すなわち共謀罪である。これは刑法などの
「一部」を改正するだけだという。しかし、残虐体系は突如出現しない。戦前の治安維持法です
ら、関東大震災などの衝撃を利用、社会不安の除去などの大音声を背に生まれ、改変を重ねて、
ついに極悪の法体系として君臨したのだった。■拉致問題はもはやとてつもない日本問題へす
り替えられている。(野田峯雄、ジャーナリスト)

【北朝鮮】対話と圧力ほど奇妙なものはない…拉致を足がかりに、米国に手を引かれ日本はとんでもない方向へ走りっている[5/12]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1147404869/l50 >>283