>>256 http://www3.nhk.or.jp/news/2006/04/29/k20060429000129.html http://www3.nhk.or.jp/news/2006/04/29/d20060429000129.html ★拉致問題 国際世論喚起に課題 〔04/29 17:07〕
■横田早紀江さんらの今回のアメリカ訪問は、ブッシュ政権や議会に拉致問題の深刻さを強く
印象づける一方で、テレビのネットワークは大きな関心を示さず、問題解決に向けた国際世論を
いかに高めるかが、なお課題として残されました。■ワシントンを訪れた横田早紀江さんに面会
したブッシュ大統領は、28日「就任以来、最も心が動かされる会談だった」と述べたうえで「愛
する者を引き裂く北朝鮮の犠牲者が早紀江さんだ」と強調し、北朝鮮を強く非難しました。また
アメリカ議会では、横田さんらの証言を受けて北朝鮮に圧力をかけるべきだとする声が相次ぎ、
下院人権小委員会のクリス委員長は「拉致問題が7月にモスクワで行われるサミット・主要国
首脳会議で取り上げられるよう、ブッシュ大統領に働きかけるつもりだ」と述べました。ただアメ
リカのメディアは、ワシントンの新聞が横田さんの議会証言を伝えたものの、テレビのネットワー
クは大きな関心を示さず、被害者家族が開いた集会を訪れた市民の間からも「遠い国で起きた
ことでもあり、問題の重要性を理解できるアメリカ人は比較的少ないのではないか」という声が
聞かれました。このように横田さんたちの今回の訪米は、ブッシュ政権や議会に拉致問題の深
刻さを強く印象づけましたが、その一方で、問題解決に向けた国際世論をいかに高めるかが、
なお課題として残された形になりました。