http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/oita/news/20060423ddlk44200288000c.html ★講演会:「パッチギ!」井筒監督、若者に熱くメッセージ−−APU /大分 〔2006年4月23日〕
■「パッチギ!」「のど自慢」などの作品で知られる映画監督、井筒和幸の講演会が22日、別
府市の立命館アジア太平洋大(APU)であった。作品への思いなど熱っぽい井筒の話に約600
人が耳を傾けた。【小畑英介】◇「僕は在日日本人」■同大の学生サークル「こここりあ」(代表・
野山昌一さん)が「『パッチギ!』から君たちへ」と題して企画。井筒と同大3年生、今村未生さ
ん(21)の対談形式で進んだ。■「パッチギ!」は在日コリアンと日本人高校生の交流を描いた
物語。在日コリアンを取り巻く差別も取り込み、第60回毎日映画コンクールの日本映画大賞に
輝いた。■井筒は「(過去を)知らない人がほとんど。それをタブーにせず、共生していることを何
より伝えたかった」。自らを「在日日本人」と呼び「日本へ愛憎こもごもの思いを持って生きている。
だから『パッチギ!』が出来た」と話した。■続編も準備中といい「愛と勇気と友情を再び描きた
い」。最後に「自分のアイデンティティーを確かめながら生きることに、楽しみを感じてほしい」と
会場にメッセージを送った。■同大2年生の菊澤未来さん(19)は「『在日日本人』という言葉が
印象に残った。在日コリアンの問題について知識がなかったが、興味がわいた」と話した。■会
場では「パッチギ!」の毎日映画コンクール受賞を伝える毎日新聞記事も配られた。
【国内】講演会:「パッチギ!」井筒監督、若者に熱くメッセージ[04/23]
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