【韓国】 初の女性首相指名、韓さんは知日派の運動家 [03/24]

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60エラ通信
どういう人間なのかは、これ見れば一発でわかる(1/2)
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「女性のつどい」で行った韓明淑議員の講演

 17日、東京で開かれた「女性のつどい」で行った韓明淑・ウリ党国会議員の記念講演の要旨は次のとおり。
韓日間は危機
約330人がシンポジウムに熱心に耳を傾けた

 私はみなさんに問いたい。日本は今、どこに向かっているのか。日本の人々は、この国をどうしたいのか。
日本という船は、今、漂流することなく、正しい方向へ向かっているのかと。
 私には人類が発展させるべき平和や民主主義といった普遍的価値から見ると、日本は時代の流れに逆行しているのではないかという気がしてならない。
日本の人々は経済を発展させるうえで優れた能力を発揮させているのに、政治、社会を発展させることには、のんびりしすぎているのではなかろうか。
先の総選挙での自民党の圧勝により、日本社会はいっそう右傾化するのではないかという懸念が韓国で広がっている。

 とくに今年に入っての韓日関係は、歴史認識の問題をめぐって、韓日関係は「危機」といわれるほど悪化した。
そういう多くの問題が、いっさい争点にならないままに今回の結果を迎えたことにも複雑な思いを抱いている。
 そのような憂慮の具体的一つとして、日本の憲法改定をめぐる論議、とくに非武装平和主義で侵略戦争を否定した9条については、
韓国からもさまざまな思いがある。9条の問題は、日本が「戦争をする国」になるかどうかの問題である。
そして、憲法改定とともに自衛隊が軍隊へと格上げされれば、東北アジアをはじめとするアジア全体の平和、
安保の地形は大きく揺れ動くことになり、アジアに深刻な軍備競争を招くことは明らかだ。
現在も世界2〜3位の防衛費を持つ日本の自衛隊が軍隊へと再編されれば、東アジア各国の安保への不安は、いっそう高まるだろう。

 このように日本の憲法をめぐる問題は、日本国内にとどまるものではなく、アジア全体の問題であり、朝鮮半島全体の問題である。
朝鮮半島の問題は日本の問題でもあるのだ。このことは、南北朝鮮の問題の平和的解決なしには、
アジアの平和を期待することはできないということにもつながるだろう。周辺国が6カ国協議に真剣に取り組んでいるのも、
そのためである。

(続く)