松坂「力で抑えてやろうと立ち向かった」
強力打線のキューバ相手の力で抑えるピッチングで挑み、4回を投げて、
4安打1失点と先発の役割を果たした松坂大輔投手。以下は松坂投手のコメント。
――野球人生の中で、この優勝はどのような位置付けになりますか。
また、優勝した瞬間の気持ちを教えてください。それと、このイベントを
これから先良くしていくためにはどういったことが必要だと感じましたか
今回こういう大会が開かれるということを聞いて、参加するメンバーの名前を見て、
僕が今まで野球をやっていた中で、一番気持ちが盛り上がりました。
そして、世界一を目指してやってきた中で、世界一を懸けた試合で、先発することをすごく誇りに思っています。
初めて、大事な試合で結果を残せたことに満足しています。
やっぱり、優勝が決まった瞬間にイチローさんと喜びを爆発させた後は、
このメンバーではこの試合で最後なんだなあという思いがしました。
いつも、全日本の集まりというのは、必ずこういう寂しさがあるというのは分かっているのですが、
やっぱりつらいものがあります。
僕の中では日本でもかなり注目度が高いと聞きましたし、
今まで野球に興味を持っていない人たちもたくさん見てくれたんだという実感を持っています。
それだけでも、いい大会だったと思います。
また、細かいルールというのは3年後の大会がありますし、十分解決できる。
次回はもっといい大会になると思います。
――松坂投手は力で抑え込みにいったと思うのですが、1発やられました。
実際、体が燃え上がるような感じで投げたという感じなのですか
おととい韓国戦に勝って、すぐ決勝戦の先発を言い渡されました。
ルール的には(渡辺)俊介さんも先発できるわけですが、すぐ僕を先発に指名してくれたことで、
僕も盛り上がりました。
最初から飛ばして、短いイニングでも行けるところまで行こうと思ってマウンドに立ちました。
キューバとの対戦はアテネ五輪以来で、打線に対して怖いというイメージがあるんですが、
僕自身は対戦して悪いイメージはなかったので、自分の思っている力を出すことができたら、
十分抑えられると思っていました。キューバに対して、一般的にはストレートが強いと言われていますけど、
そう言われれば言われるほど、僕はストレートで勝負したくなるので(笑)。
とにかく今日はコースを突くことを考えずに、真ん中でもいいから球威で、力で抑えてやろうと思って、
キューバ打線に立ち向かっていました。
――五輪でも登板して、このWBCでも投げました。この後、メジャーリーグで投げたいという気持ちがありますか。
あるとしたらいつですか
エージェントを通して聞いてください(笑)。メジャーリーグという舞台が最高だと思っているので、
それで自分の力を試すために来たいと思っていますし、いずれそうなればいいなあ、と思っています。
(王監督、イチローのコメント略)
スポーツナビ
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/jpn/wbc/2006/topics/200603/at00008432.html