日体大の競泳選手、中国での高地合宿中に死亡
日体大水泳部に所属する競泳男子の宮嶋武広選手(20)が25日、中国・昆明での高地合
宿中に体調を崩して死亡したことが28日分かった。大阪・近大付高出身の同選手は昨年の
日本選手権男子1500メートル自由形で2位、同800メートルで3位に入ったホープだった。
現地から日体大に入った報告によると、宮嶋選手は25日午後のプールでの練習中に突然
けいれんを起こした。プールサイドで応急処置をしたが、搬送された病院で死亡した。現
段階では死因は不明という。
日体大水泳部の有力競泳選手たちは4月下旬の日本選手権を控え、2日から昆明で高地合
宿をしていた。酸素が薄い高地での合宿には持久力を高める効果があるとされている。一
行は予定を切り上げて28日夜に帰国する。