食品原料の中国栽培拡大・味の素やサッポロビールなど
http://www.nikkei.co.jp/china/news/20060320d1d2008p20.html 日本の食品各社は中国で、国内製品に使う農産物の栽培を拡大する。味の素は年
内から即席スープ具材用の乾燥野菜を生産し、サッポロビールはビール原料のホッ
プを1品種から5品種に増やす。ニチロは野菜栽培からの冷凍野菜の品質管理を徹
底する。合弁相手などに日本の栽培・トレーサビリティー(生産履歴の追跡)のノ
ウハウを教えて安全性を高めながら、中国から安い製品・原料を調達する。
味の素は12月、国内販売する「クノール」ブランド即席スープの具材向け乾燥野
菜を、福建省の新工場で生産する。野菜栽培・加工会社のアモイ如意集団(福建省
アモイ市)との合弁会社が農場と新工場を運営。味の素が品質管理に加わり、スー
プに入れるチンゲンサイやキャベツの乾燥野菜を生産する。合弁会社は4年後をメ
ドに年間売上高10億円を見込む。