【歴史】 韓・日・モンゴルの共通のルーツは『ジュシン族』〜中国東北工程に反論[03/14]

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3蚯蚓φ ★

>>2 続き

ジュシンは、朝鮮、肅慎、息慎、稷慎、珠申などと漢字表記は少しずつ異なるが、発音は
類似の形で継承されてきたという。ジュシンの語源は、太陽、朝、山などが複合されたものと
説明されている。

コリは韓民族系列に現われるが、ジュシンは、満洲と半島に共通に登場するという点で、
より包括的だ。清を建てた満州族は、自分たちの種族を珠申と呼び、後日「文殊菩薩」の
文殊の発音をとって「満洲」と呼び始めた。

金教授は、満州族が建てた金と清の歴史書が、自分たちの始祖を新羅出身の金函普(キム・
ハムボ)だと明かしていることに注目する。金と清はこのため、自分たちの姓を金を意味する
「愛新覺羅」と名づけ、「新羅を愛し、記憶する」という意味を込めた。

金教授はこのように、「中国二十五史」はもとより、モンゴル秘史や古書記、日本書紀などを
隅々まで分析し、韓民族、契丹族、満州族、鮮卑族、モンゴル族、日本民族の共通した
アイデンティティを一つひとつ明らかにした。特に、遊牧民が移動をする時に故郷の地名を
持っていく伝統のため、朴達山(ブルハン山、ホン山、白頭山)、平壌(古朝鮮と高句麗の首都)、
阿利水(アムール江、鴨緑江、漢江)、阿斯達(徐羅伐、ソウル、東京)などの地名がアルタイ、
モンゴル、韓国、日本に同様に存在するという説明は卓見だ。

金教授は、「中国漢族の民族意識の水源池が漢なら、ジュシン族の水源池は高句麗だ」とし、
「中国に高句麗を渡せば、モンゴルー満洲―韓国―日本をつなぐ過去と未来の共同体としての
『ジュシン』は砂漠化するしかない」と警告した。