【日中】「中国の民主化を待っている…もはや帝国が存在する余地ない」麻生大臣、米WSJ紙に投書★2[3/14]

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73<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん
私は中国に肯定的です。香港を含めればわれわれはすでに歴史的にも大きな貿易相手ですし、中国は近年わが国の景気回復に力を与えています。
将来的にも、われわれの相互依存関係は強まっていくことでしょう。私は中国が東アジアの部隊の中心へ戻ってくることを歓迎します――中国の自由な民主主義が発展するにつれて。私はそれを信じています。

アジアで民主主義は広まっています。そう遠くは無い昔、日本の首相は南隣の民主主義国家を訪問するためには一晩かけてオーストラリアのキャンベラまで飛ばなければなりませんでした。
西(の民主主義国家を訪問するために)は2時間しか飛べず、世界中でもっともよく動く民主主義国家の首都、ソウルまでしか行けませんでした。

中国の順番は差し迫っており、私はこの進化が起こる予兆に肯定的です。日本、韓国、およびインドネシアの市民はみな、
長期的掲載発展が安定した中産階級を作り、それが引き続き政治的意思表明をする場を用意することを証明しています。
われわれの議題は、中国が完全な民主主義国家に「変身するかどうか」ではなく「どの程度の速度で変身するか」ということです。日本は中国が成功裡に民主化することを助けることができると、私は中国の友人に保証します。

想像して下さい。今後20年間、中国の日本への影響は増大するでしょう。中国から日本に休暇に訪れる老若男女の皆さんは、京都などの名所を満たし、日本の観光業にとって最大の顧客となるでしょう。
東京のタクシー運転手は英語ではなく中国語をしゃべるようになるでしょう。中国は日本経済に打って最大の投資者となるでしょう。
東京での取引シェアは大部分が中国とのものになるでしょう。今日、東京の企業はニューヨークに投資説明会に出かけます――近いうちに、まず上海に行くようになるでしょう。

本当のことを言えば、アジアの歴史的文脈に照らせばこのシナリオはちょっと新奇で驚くべきものかもしれません。中国が新たに世界の(経済)強国として勃興してくるという意見には意義も多く、実際、歴史的に見てそちらのほうが主流の主張です。
私の希望は、もはや定刻のいる余地は無いということに中国が気付いてくれることです。今日の世界の指針は、グローバルな相互依存関係と国際的調和であり、それは作ることができます。
74<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2006/03/15(水) 00:48:46 ID:5Qb5n1Im
外国の日本批判なら無批判に報じるくせにな
75<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2006/03/15(水) 00:49:13 ID:/4yIuhH1
中国の歴史は極端に振れます。1842年、清がアヘン戦争に負け西洋の威圧的に力に屈服したとき、振り子は片方の端に振れました。
1949年、毛沢東が大躍進と文化大革命を先導したことで、本土はもう片方の端に振れました――両者とも現在は誤った政策とみなされています。
つい最近まで、中国の人々は「自分が何であるか」と「自分が何者でありたいか」、すなわち理想と現実のバランスをとる余裕がありませんでした。

重要なことは、中国は日本の失敗から学ぶことができるということです――私たちは「そこにいて、それをやってしまった」と言うべきものを持っています。
日本は前世紀に2回極端なナショナリズムを経験しました。解説すると、1964年、東京オリンピックの始まる直前、日本の青年がライシャワー駐日米国大使(当時)を刺した事件です。
その当時、アメリカの力と影響に対する日本の国民感情はまだ昂ぶっていました。北京の指導者の皆さんは、前述のような日本の経験から、自国で昂ぶりつつあるナショナリズムをよりよく処理する方法について学ぶ点があるでしょう。
日本が1960-70年代に経験した環境破壊についても、中国が日本の失敗から学べる分野だと思いますし、われわれとしては日本がそれを克服したことに勇気をもって欲しいのです。

軍事的存在感に関していえば、日本はアジアの自然な安定装置です。日米間には世界でも最長のパートナーシップがあります。それは透明であり、民主主義国家間の関係です。
もしどちらかの国が単独で行動すれば、眉をひそめる人もあるかもしれません。しかし両国が協調して行動すれば、もはや誤解される余地はありません。
中国を含めアジアのすべての国が、日米のもたらす自動安定化装置に頼ることができ、その公益は北京も利用可能です。
したがって、北京が現在不透明な軍事費――北京筋も認めた通り、ここ10年で3倍増した――を完全に開示することを、私は要望します。
76<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2006/03/15(水) 00:50:13 ID:S+FtYy5t
麻生さんの次期首相を熱烈に支持しますよ!!
77<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2006/03/15(水) 00:50:39 ID:wG7R/h1a
>>72
そりゃ外務大臣の肩書きでの投書なら日本の公式見解として載るよ
78<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2006/03/15(水) 00:51:12 ID:8QAp0iIb
ヨーロッパってグローバル化には否定的じゃなかったっけ

ユーロ結成は各国が少し主権を弱めてもヨーロッパ的な価値観の中で自国を
守ろうとするものじゃない?それは単独では自国の文化や歴史が
グローバル化に対抗できないからということじゃないかな。
79<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2006/03/15(水) 00:51:16 ID:/4yIuhH1
日本の戦後の記録の最終的結論として、日本は極少数の例外をのぞき近隣諸国とオープンで対等な付き合いをするよう自省してきたと、私は自信を持って言うことができます。
自称「オタク」といたしましては、日本が近隣諸国との関係で見せてきた態度は「P2P」ないしpeer-to-peerであると申し上げます。

私としては、多くの人、特に中国の市民の皆さんに、私の意見に共鳴していただきたいと願います。私は日本外務省の同僚に、私の中国将来展望同様まったくポジティブな長期交換留学制度を作るよう打診しました。

私は、日本の若者に是非中国を暖かく見て欲しいと思います。中国の成長はだれの利益のためをも妨げてはいけません。
私たちの新プログラムは何千人もの日本の、そして、中国人の高校生の交換留学を容易にし、これら若き大使たちが互いの国のありふれた家に滞在し、相互理解の種子を植えることを可能にするでしょう。
今後20年間私たちのプログラムがうまくいけば、中国に関する生の知識をもっている日本の男女は、中国の人を友人としてみるでしょう。そして、より多くの中国人が日本に関して同じことを感じるでしょう。


第2段落修正。後ろの分が Now, から始まるのを見落としてました。

アジアで民主主義は広まっています。そう遠くは無い昔、日本の首相は南隣の民主主義国家を訪問するためには一晩かけてオーストラリアのキャンベラまで飛ばなければなりませんでした。
現在は西は2時間しか飛べばよく、世界中でもっともよく動く民主主義国家の首都、ソウルにいくことができます。


訳注:
「香港を含めればわれわれはすでに歴史的にも大きな貿易相手」は、英文だけ見ると「香港が無ければたいした貿易相手ではなかった」というニュアンスを濃く含ませてあります。
台湾がないのもポイントで、「台湾は中国から除く」と暗に言っているようです。

ソウルの民主主義はvibrantだとかかれていますが、vibrantは「活気がある」と読める反面「振れやすい」とも読むことができます。後々中国は両極端に振れやすいと言っていることを鑑みると示唆的です。